栃木県への勉強会③ 金谷侍屋敷~日光東照宮~大谷石採掘場

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。思いがけず連載ものになってしまった工務店同士が切磋琢磨する会『KKB』(工務店による工務店のための勉強会)による栃木県での勉強会!今回のテーマはその第3弾、栃木県の名建築を巡った2日目続編です。

第1弾 COMODO建築工房さんの建物を巡る

第2弾 アントニン・レーモンド イタリア大使館別邸

『金谷侍屋敷』 こちらは日本最古の西洋式リゾートホテル「金谷ホテル」発祥の地で、江戸時代の武家屋敷の建築様式をそのまま残す貴重な建築遺産との事。刀を振り回し難くさせる為に天井が低かったり、攻め込まれた時のために隠し階段やお城でいう所の狭間(はざま 防御用の穴や窓)のような窓があったりと、迷路みたいで見学していて楽しい。廻れる動線の極みですね、ある意味(笑)そして、なんといっても高さをグッと抑えたその佇まいが美しい、思わず見とれてしまします。もともと前述の如く天井高が低いのと1階部分が土間だった名残もあり、土台から桁までの高さは3500㎜!ナカナカない高さがそう感じさせてくれるのでしょう。

『日光東照宮』 徳川家康を祀る神社で創建は1617年。超有名建築物です。特に国宝「陽明門」は一日じゅう見ていても飽きないことから「日暮門」(ひぐらしのもん)などと呼ばれてます。陽明門は最近大きな40年ぶりの修復が終わったところで、鮮やかな色彩が復活。その独特な造形の威力が更に増してます。普段してます建築とはあまりにかけ離れてますが、アートと言うかエンターテーメント。構造的に必要な部材に装飾をして一体感をだしている所なんかは目を見張りました!

『大谷石採掘場』 KKBの発起人でもある『扇建築工房』の鈴木さんのご紹介で、観光用ではなく実際に採掘している採掘場を見学させて頂きました。あくまでも自己責任と言う事で誓約書にサインをしての入場ですww※普段は見学は行っていないとの事です。 大谷石とは栃木県宇都宮市大谷町一帯で採れる石材。車窓からも大谷石造りの蔵などがたくさん見る事ができます、さすが、メッカです。フランクロイドライトもその魅力に魅了され旧帝国ホテルなどで使用されてる事も有名です。採掘場の深さは約30mとの事。よくもまぁこんなに掘ったもんです。たくさんの石を切り出してきた場に身を置きますと、その素材感に圧倒されます。木もそうですが、そのもののルーツを知る事によりその魅力が染みてくるようです。使った事がないけど、一回使ってみたいもんです!

画像左手の階段をえっちらおっちら ひたすら下へと降りて来ました。

たどり着いた先は独特の大空間。切りだされた大谷石が地上に上がるのを待ってます。

色んな空間を体感し、全国から来れた工務店の方々の生の声を拝聴し、近年まれにみる濃い2日間でした。企画、運営をしてくれましたCOMODO建築工房の飯田さん、スタッフの中山さん、そしてKKBの皆さん、ありがとうございました!

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谷中幹工務店 谷中 伸哉

栃木県への勉強会② アントニン・レーモンド『イタリア大使館別邸』

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中 伸哉です。先日、工務店同士が切磋琢磨する会『KKB』(工務店による工務店のための勉強会)に参加する為、栃木県に行ってきました!今回のテーマはその第二弾、栃木県の名建築を巡った2日目です。

第一弾は こちら COMODO建築工房さんの建物を巡る

まずはアントニン・レーモンド氏設計の『イタリア大使館別邸』へと向かいました。日本で一番高い標高にあります中禅寺湖(標高 1269m)を望む建物で昭和3年築、平成9年まで歴代の大使によって使用されていました。その昔、中禅寺湖畔には大使館や外交官の別荘が建ち並び『夏は外務省が日光に移る』とまで言われたとの事。

アントニン・レーモンドは日本の近代建築の父とまでいわれる方で亡くなられて40年以上となりますが建築業界にも根強いファンが多い方です。レーモンド氏の師匠はフランク・ロイド・ライト、弟子には日本の住宅建築の王道の始祖とも言える吉村順三氏がいらっしゃいます。

いいよ~いいよ~とは聞いていましたが、想像していたよりずっとハートを鷲掴みされてしまいました(笑)日本の伝統的な建築手法とモダン建築との融合、外国の方が設計したとは思えないある意味、日本的な空間です。外装や内装には杉皮が使われており、それらが、市松張り、網代張り、矢羽張りと日本の伝統的な意匠を駆使して張られています。その空間に身を置いてみますとそれらがクドクなくすっと包み込んでくれるような感覚を覚えます。

何より、魅力的だったのが居間から続くゆったりとした広縁。思わず椅子に腰かけてしまいます。そこから望む中禅寺湖がまた美しい、外を感じられる心地よい居場所がありました。やはり、外との繋がりのある建物は居心地が良いです、ずっと座ってられる自信がありました(笑)

ガラスもアンティークのもので、独特の揺らめく感じが好きでした。写真で表現仕切れない自分を呪います(笑)

この広縁、実は北側に面しているのです!北から入る穏やかな光がより心を落ち着かせてくれるのでしょうかね、北に開けた開口部も良いものだと新たな価値感を示してもらった気分です。レーモンドさん恐るべしデス。

そうして、至極の時間はアッと言う間に過ぎ、後ろ髪を引かれまくりながらイタリア大使館別邸を後にしたのでした(笑)思いのほか長くなってしまったので、第3弾に続きます!

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第3弾 栃木県への勉強会③金谷侍屋敷~日光東照宮~大谷石採掘場 は こちら

人生2度目の栃木県 勉強会① CoMoDo建築工房さんの建物を巡る

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中 伸哉です。先日、工務店同士が切磋琢磨する会『KKB』(工務店による工務店のための勉強会)に参加する為、栃木県に行ってきました!今回のメインデッシュはCoMoDo建築工房の建築巡りです。CoMoDo建築工房の代表を務められている飯田さんとは以前からお付き合いして頂いてまして、一度その建築に触れてみたいと思ってましたので、和歌山から栃木はなかなかの遠方ですが、思い切っての参加です!

その出来上がった建築の美しさはもちろん、住まい手の丁寧な暮らしぶりに目を見張りました。それには、造り手と住まい手の暮らしについての価値感の共有がその奥にはあり、それが芯の強さとなり表面的な美しさだけではなく、内側からにじみ出るような建物と暮らし方の美しさを体感しました。建物と暮らしの美しさ、それらが合わさる事により暮らしの器としての家の美しさが完成するのだと痛感です。

これらはどこから生まれるのか?それは飯田さんの建築に対する愛もさることながら、住まい手に対する愛もあってからこそ。それらがかけ合わせれる事による効果と、それを住まい手が感じ、共有する事によりうまれるCoMoDo建築工房の世界観がなせる業なのです。これはWEBなどだけでは残念ながら全てと感じる事が出来ず、その空間に身をおき、そして住まい手の方とお話しすることによって氷解します。

丁寧なおもてなしをうけ、刺激を頂き、やはり思い切って参加して良かったとしみじみ、飯田さん、スタッフの皆さん、お母さん、そして、住まい手の皆さんありがとうございました!

第2弾 栃木県への勉強会② 『イタリア大使館別邸』はこちら

工事現場のご近所さん

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中 伸哉です。

工事中はやはり近くで工事をする以上ご迷惑をお掛けする工事現場の近隣の方々。僕たちが工事させて頂いてきましたご近所の方々は日頃から良くして頂く事が多く有難いなと感じています!

この仕事をしていて嬉しい事がいくつかありますが、その一つが工事現場の近隣の方々から工事のご用命を頂く事です。近くで僕たちの取り組みを見て頂いての評価のひとつですし、前述の如く工事中は何かとご迷惑をお掛けしているのにかかわらずですので、ひとしおです!今回はご近所の方お二つから声をかけて頂きました。ほんとに有難いです。と同時に、家の事について気軽に相談出来る工務店がいなかったとの事で少し寂しくもありました。

工務店の大切な役割の一つがそのお家を守る、家守であると考えてます。もちろん、新築したりするのも大切ですが、そうやって出来上がったお家を住まい手とともに専門家としてメンテナンスしていく事がより大切なのではと感じます。住まい手にとって気軽に相談して頂ける工務店でありたいと、しみじみと感じた出来事でした。

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コンクリート洗い出し 出会いから早3年半

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中 伸哉です。

最近の雨はまさしく段取り泣かせですwwその間隙をぬってアプローチのコンクリート洗い出しが完了しました!

こちらはコンクリートを仕上げる時に一般的な金コテでツルッと仕上げるのではなく、表面を水などで流してザラっとした感じに仕上げる方法です。材料などは金コテ仕上げと同じで、手間が増えるだけですので、比較リーズナブルにする事が出来ます。なによりその質感が好きでここ最近よく採用している仕上げ方です。

初めて知ったのは建築家伊礼智さんの住宅を見学して回れるアドブレインさん企画のツアーに参加した時の事でした。他にも感銘を受けたものはたくさんあり、随所でオマージュ!?させて頂いてます(笑)その時撮った写真を片手に、当時建築中でした住まい手にご提案させて頂いて気にいって頂けたのが最初でした。それからはそれを見た新しい住まい手の方にも採用して頂いて、という具合に今や当工務店の定番となって来てます。今でも最初に採用して頂いた住まい手には感謝しております。何でも最初が大切ですから!

で、こちらが完了した画像、西日が射しこむ時間帯での撮影です。画像左手の部分も施工する予定です。水で洗わないといけないので、施工面積と施工順序がキモになります。

アップがコチラ!初めて見た時は、普段接してるコンクリートにひと手間かけるとこんな表情になるんだと、田舎者の僕は感嘆したものです(笑)

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花見とタンポポ

先日の日曜日、花見をしてきました。今年は寒い日が多かったせいか、桜の開花は当地方としてはかなり遅めです。今思えば、雨と雨の間の晴れ間の一日。そして今日は台風の様な強風。ここしかないピンポイントのタイミングでしたね!誰か強運の持ち主がいてたみたいです(笑)

花見をした桜は、友人の家の前の見事なもの。子供の頃から大きくなったらこの桜で花見したいななんて、生意気を言っていたのですが、もう十分大人になったんで、堪能してきました!

住みなれた地元でも、その時、その時、感じられる事は違うような気がします。子供の頃に見た桜も綺麗ですが、こうしてお互い親になってみる地元の桜はまた見事に映りました。

もう少し暖かくなってもらって、本格的な春を実感したいものです!

タンポポの存在を認知し、見つけては吹き飛ばす2歳児(笑)

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谷中幹工務店 谷中 伸哉

障子入ってます。

今年の寒さは長引きましたね、やっと暖かくなってきたと思ったら、今度は雨続き。段取り悩み中ですww

この間から工事していました建物にも建具が入りまして、先日無事に完了検査も合格しました。検査っていつ受けてもなんだかソワソワします(笑)

床板を張ったいわゆる洋室に取り付けられた和風といわれる障子。洋風や和風ってザクッとした表現過ぎて実はちょっと苦手です(笑)ただ、障子を通して落ちてくる光の感じが落ち着いた気持ちにさせてくれるのは間違いないです。

桧の床板は蜜蝋ワックスをかける前。掛けるとまたしっとりとした感じになってくれます。普段は杉材を使う事が多いので、桧を使った凛とした雰囲気もなかなか良いなと今回思った次第です。それぞれの木には個性があってどれを選ぶかなんてのは、嬉しい悲鳴かもしれませんね。

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谷中幹工務店 谷中 伸哉