3.心地よい居場所のあるシンプルな空間

部屋、空間は広ければ広い程良いものではなく、凝りにこったから心地よいとは限りません。小さくても、心地よい居場所を散りばめられた、シンプルな空間造りを心掛けています。

庭を一緒に考える

住まいの話をしていて庭って突拍子もないと思わるかもしれません。しかし建物と庭は実は切っても切れぬ仲。建物に緑(植栽)が入る事の豊かさ、それはまず住まい手が内から眺める事で得られます。『豊かなものはすべて外からやってくる』太陽の光や暖かさ、心地よい風と同じように緑もその暮らしに豊かさを与えてくれます。
また外から、外観の雰囲気も緑があるかないかでは大きく変わります。いくら綺麗な建物でも緑がないとなんだか味気ない。敷地に建っているいうわけではなくなんだか置いてあるような印象すら感じてしまいます。
そしてその外観は住まい手のだけものではなく町の佇まいともなります。プランをご提案する時から平面図などに植栽を書きこむようにしています。あとから余ったスペースに木を植えようではなく、内からも外からもふさわしい場所に木がある事が大切だからです。たとえ畳一枚のスペースでも最初からきちんと建物と植栽が計画されたお家を住まい手と共につくっていきたいです。

RIMG2498

 

心地よい居場所をちりばめる

小さな心地の良い居場所をつくりそれを繋いで、空間をつくっていく。その居場所つくりと、組立方、それを繋ぐ動線に考えをめぐらせながら。居場所を散りばめる事で適度な距離感で平穏な暮らしが生まれ、それに物が溢れない収納計画を交える事で、小さくつくって大きく暮らせる事が叶うのです。

シンプルにつくる

住まいは家族の暮らしを受け取る器。あまり作り込み過ぎず。あまり装飾しない事が大切です。器に人やモノや家具などが入って暮らしが始まるのですから、器である住まいだけを眺めると物足りないぐらいが丁度良いのです。

 

NEXT CONTENTS 4.肌で感じられる素材感