杉床板 等級と生節と死節

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。
梅雨らしいパッとしない天気が続きます。この時期は毎度のことながら外部工事が思うように進まないのでヤキモキします(涙)しかし、お天気ばかりはどうしようもないですね・・

さて、現場では只今床張り工事が行われてます。当工務店では床板は無垢材を使います。最近は広葉樹が多かったのですが、今回は久々の針葉樹、杉材です。以前にもお話しいたしましたが、和歌山県、紀伊半島の山では杉を良く見かける事が出来ます。杉は日本の固有種で古くから和歌山県民だけでなく日本時に馴染みのある木といえるでしょう。そんな杉のフローリング(床板)はその暖かさと、心地よい歩行感(柔らかさ)が特徴で私の好きな素材の一つです。

また、木には節の量で等級が定められてます。一等、小節、上小節、無節という具合です。今回の床板はその中でも一等と言われる節が入ってるモノを使います。
そもそも節は枝が木の生長過程で包み込まれたモノです。木に枝がある様に節があるのもある意味自然な事かもしれません。現場にやってえきた杉達をみて、山ではどんな感じだったんだろうって考えると何だかワクワクしてきます。これは一種の病気ですね(笑)

その節にも生節、死節とがあります。生節はその名の通り生きたまま包み込まれたモノ、死節は枯れてから包み込まれたモノをさします。
死節はあとからポロッと抜け落ちる事がありますのでしっかりと補修してくれてます。
右から3番目の節が補修されたものです↓

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また同じ一等材でも色目や節の入り方は様々です。そこで張る前の全数検品が大切になってきます。全ての床板を一枚ずつ品定めして使う場所を決めていきます。一等材といっても綺麗な材も結構入れてくれてます。綺麗な床板は良く見える場所に、本来の一等材らしく節のある材は納戸や押入、あまり見えない所に使っていきます。
適材適所。節のある木もきちんと使う事が山を大切にする、維持する事に重要な事だと考えてます。そうやって山の木に対してお金を使う事で山を育てたりする費用が捻出される訳ですから。

こちらが綺麗な杉さん達

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でこちらが、一等材らしい杉さん達。

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検品後の手から杉のいい香りがしてました。これからその香りがお家を包み込んでくれるんでしょうね!

最後まで読んで頂いてありがとうございます!