地震に強い だけじゃない 耐力面材モイス ええ奴やけど重いヤツ(笑)

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です

建物で地震や台風に対抗する耐力壁。筋交いや構造用合板などがあげられますが、当工務店ではモイスを使うことが多いです。先日もモイスの施工のお手伝いをしたのですが、建材としては素晴らしいヤツなのですが、何せ重い、ほぼ30キロ、最近重くなってきた次女もえちゃんを超える重量です(笑)

モイスといってもなんのことやら。建物が出来上がると隠れてしまうモイス。ですが、その役目は重要です。
今回のテーマはそんな構造用面材 モイス。

モイス ①土にかえる面材

耐力壁として取り付けられた白い板がモイス

モイスとは小石灰・珪砂・パーミキュライトなどの天然素材が主成分の構造用面材です。製造過程でも接着剤などの有機材料は使用せず、有害物質も含んでいません。粉々にすると肥料にもなる土にかえる素材です。農林水産大臣の肥料登録もされているとの事。このあたりにこだわりを感じます。

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少しひいたアングルから モイスを施工中の現場

②シロアリはモイスが嫌い!?

モイスは無機質系材料なので、シロアリの好む栄養分が含んでいたません。防蟻処理をしなくてもシロアリの被害を抑えることができます。長期優良住宅のマニュアルにもこれについて記載があります。

③防耐火性 外壁に板が使える

モイスは不燃材として国土交通大臣認定を受けています。普通だったら板を張れないような地域(建築基準法で定められています。)でも、モイスを張ることによって、その上に板を張ることが出来ます。外壁に板を使いたい時に、使えるようになるので頼りになるヤツです。ただ、和歌山県の場合はほかの地域に比べてその扱いがシビアですので、ご注意下さい!

しかも、モイスは無機質系材料。煙や有害物質が発生しません。モイスTMは国土交通大臣認定の不燃材。
薄くても火に強く、さらに無機質系材料が主な原料なので、
煙や有害物質を発生しません。

④透湿性能がある!

そしてモイス、その最大と私が勝手に考える特徴は壁体内部の環境を整える透湿性です。

壁体内部とはその字のごとく壁の中の事です。ここで結露が常時出来る様な事が起きますとその水分により柱が痛むばかりではなく断熱材にもダメージを与えてしまいます。健康な方は内臓が丈夫なんていいますが、お家の場合は壁体内が健康な家は丈夫なのです。つまり見えない部分をキチンと考えつくる事で建物全体の耐久性を高める事が出来る訳なんですねぇ~
その点、モイスは壁体内が結露が発生するような高湿度領域になるとその透湿性により自らの透湿抵抗を下げて屋外へ湿度を吐きだす事が出来るのです!

デメリット

モイスのいいところばかり列挙しましたが、もちろん、デメリットもあります。まずはコスト。付加価値のある素材ですが、素材だからこそか、ほかの面材に比べて高額です。あとは、重いです。これは、僕たち作り手が踏ん張ればよいので、たいしたデメリットではないですね笑

まとめ

一言に耐力面材といっても、色んな特徴があります。耐震や気密性などを考えると、筋かいではなく耐力面材の一択となりますが(これについては長くなるので、また別に機会に!)どのようなものが良いか一度立ち止まって、ご検討下さい。おすすめのひとつがモイスです。

番外編 ⑤消臭性能

その消臭性能を生かして、玄関収納の棚によく使用します。隠れてしまう優秀なモイスに少しでも陽の目の当たるところへとの思いですが、そんなに陽の目にはあたってないですね笑 現場ででた端材の有効活用です。

造作玄関収納の棚板にモイス
造作玄関収納の棚板にモイス

最後まで読んで頂いてありがとうございます。