「2019 現場リポート」カテゴリーアーカイブ

住宅瑕疵担保保険とは

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。さて先日、住宅瑕疵担保保険の躯体検査がありました。鉄筋屋さんがきれいに仕事してくれ、指摘もなく無事に合格。これで次の工程にすすめます。今回のテーマはそんな住宅瑕疵担保保険。

住宅瑕疵担保保険とは

住宅瑕疵担保保険についてです。これには『品確法』という法律が関係しています。この中で 10年間の瑕疵保証 が定められましたこれは、新築住宅には構造や雨水の侵入する部分10年保証が義務付けるというものでした。

住宅瑕疵担保保険の成立のいきさつ

しかし、この法律では、業者が倒産したり、あるいは業者が瑕疵と認めなかった場合には、泣き寝入りをするか、裁判をせざるを得ませんでした。つまり、10年保証とはいうものの、その実効性に疑問があったのです。その中で、あの姉歯元建築士の強度偽装事件が起こり、たくさんの方が実際に泣き寝入りを余儀なくされてしまいました。

住宅瑕疵担保保険の内容

それを受けて出来たのが、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」という法律です。これによって新築住宅を建てる場合、保険の加入が義務付けられて,上記の様な、業者が倒産や瑕疵(雨漏りなどです)を認めなかった場合でも、実際に瑕疵がある場合は、保険から補修金が支払われる様になりました。

又、瑕疵かどうかで争ったときも、無料相談を受けられたり、安い費用で弁護士会が設けているこの制度のための斡旋や調停を受けられるとなりました。10年間の瑕疵保証が確立されたと言えますね。

住宅瑕疵担保保険の検査

しかし、この保険に加入する為には事前の書類検査と、工事中2回(保険会社によって異なる様です。)を受けないといけなくなりました。それが基礎の配筋検査と躯体検査(筋違など)になります。

基礎の配筋検査は、コンクリートを打設する前に行われます。基礎の形状によってベースの鉄筋の太さやピッチが決められてまして、キチンとその通りされているかや、基礎を貫通する排水管などの周りに、補強用の鉄筋が入っているかなどが、検査員の方によってあらかじめ提出した図面を基に検査されます。

これは建築基準法では、ここまで求められてないので、より厳格化されたと言っていいと思います。

また、躯体については、筋違などの耐力壁の量、種類や位置、柱に取り付ける柱頭柱脚金物の種類、火打梁の取付個所などが同じくあらかじめ提出した図面を基に検査されます。建物が建築基準法を満たしているかどうか審査する建築確認申請では、火打ちなどの水平構面の確認までは今のところ行われていないので、こちらもより厳しいといえますね。ちなみに、建築基準法はあくまでも最低限の基準を示す法律だと僕は思ってますし、そう思っている方が私の周りでも多いと思います。

住宅瑕疵担保保険の良いところ

さて、この保険が出来て良かったと思っているのは、建物が一番持っていないといけない耐震の性能が、全ての建物が保険に加入する事である程度均一化された事です。(ある程度と思っているのは、建築基準法の定める筋違の量では、不十分と僕は考えているからです。)

以前なら、例えば確認申請の不要な地域では極端な話、建築基準法並みの耐震性も持っていない建物が建ってしまう恐れがあったのです。僕たちの地方は大地震のリスクが高い地域です。ここ数年で木造住宅の構造に対しての考え方も変わってきてます。

暮らしやすさや、デザインも大切ですが、それも、建物の耐震性がありき だと考えてます。僕たち工務店や設計者は情報を集め、切磋琢磨して、お施主さんにお家で安心して生活して頂ける様にしないといけないのです!

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梅雨とガルバリウム鋼板と杉板

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。 梅雨に入ると雨ばかりで、工事の段取りがなかなかつかず、やきもきしてます。天候ばかりはどうにもならないですけど、今年はまた格別です。

新築のお家も外回りが雨で思うように進んでいませんですが、雨の合間を縫うような工程で、どうにかあと少しのところまでやってきました。

ガルバリウム鋼板と杉板ので外部は仕上げられてます。杉板の部分が特にお気に入りです(笑) あともう少しで住まい手のもとへいくお家。最後までしっかりと造り上げていきたいです。

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木は濡れても大丈夫!?乾燥材と新築工事と雨養生

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。先日棟上げしたお家の屋根の下地工事が完了しました。雨対策で外周もぐるりとブルーシートで囲う事が出来て、ここまで来ると一安心です!今回は久しぶりの日本瓦葺き、そのため屋根の下地工事に手間がかかりますので、いつもより増して天気予報と睨めっこでした(笑)このように新築工事は屋外でするため天気の影響をもろに受けます。今日はその辺りをテーマにしたいと思います。

木は濡れても大丈夫!?

新築工事中でまだ外壁や屋根が出来ていない状態では、雨で木材が濡れる恐れがあります。では、木は濡れてしまっても大丈夫でしょうか?

木材に含まれる水分

最近は木材に乾燥材が使われる事がほとんどです。木材に含まれる水分には『自由水』と『結合水』があります。その違いは木材の細胞の中にある水分かどうかです。『自由水』は細胞の外、『結合水』は細胞の内にある水分となります。

結合水まで蒸発した乾燥材の特質

木材を乾燥させるとまず『自由水』から蒸発してなくなっていき、『自由水』が無くなった木材の含水率(木材の含む水分量を、木材そのものの重さをもとにした比を百分率で表した数値)は30%程となります。

その後さらに乾燥が進むと『結合水』が蒸発していきますが、結合の名の通りしっかりと木材と結合された水分なので、きちんと蒸発させるのには骨が折れます。しかし、その分、細胞内の『結合水』が蒸発すると再び水分が細胞の中に入るのは、煮沸などをしない限り困難となります。『結合水』まで抜けた時の含水率は15~20%となります。

木は“少々”濡れても大丈夫

『結合水』まで蒸発した木材の特質(細胞内の『結合水』が蒸発すると再び水分が細胞の中に入るのは、煮沸などをしない限り困難)から少々の雨でただちに悪影響が出る事はないです。表面が濡れてしまっても木材の内部まで入り込む恐れがないからです。そういった意味からもきちんとした乾燥材を使う必要があります。しかし、長雨にさらされるとカビなどが生えてしまう事も考えられるので楽観は出来ません。

しっかりと雨養生

新築工事などの現場は私たちにとっては我が子の様なもの。これに共感してくれるつくり手は多いと思います。少々の雨は大丈夫とは知識としては持っていても少しでも濡らしたくないと思うのが心情。いつも天気予報とにらめっこしながら、いかに濡らさないと苦心しているのです。この仕事をしていると天気予報と雨雲レーダーのヘビーユ―ダーとなります(笑)

しっかりと雨養生が行えた現場
しっかりと雨養生が行えた現場

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足場とれました!

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です

先日から進めておりました新築工事も一つの節目。足場の解体が行われました。この前と後では現場の景色が全然違うので楽しみにしている工程です。足場が解体された後のスカッとした感じはいつも心地よいです。

足場がとれた、これでスッキリと思いきや、仮設トイレと仮設電気が邪魔な外観(涙)
足場がとれた、これでスッキリと思いきや、仮設トイレと仮設電気が邪魔な外観(涙)

今回はガルバリウム鋼板仕上げです。まだ、外観を印象づける大切な工程。杉板張りが残ってますが、(これまた楽しみにしています。)順調に進んでいるのを再確認。

工事は徐々に大詰めに向かっていきます。

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