無垢フローリングの選び方 ナラ材編 おすすめ 巾や仕上げ方やメンテナンス性は?

当工務店では床板は複合フローリングではなく無垢材となっています。針葉樹系の桧、杉、そして広葉樹系のナラ材などが選ばれてますが、そのなかでも今回はナラ材について取り上げたいと思います。

ナラ材とは?

ナラは英名をオークと言ってこちらの方がピンとくる方が多いかもしれません。オークは古くはヨーロッパで床材や高級家具、はたまたワインの樽などに使われたポピュラーな材です。床板を検討する時にこう言った木の種類やその色味、節の有る無しなども大切な要素ですが、もう一歩踏み込んで頂けたらと思うのがその巾です。

床材の巾

広葉樹系のフローリングはだいたい9cmのモノが一般的ですが、巾広材といいまして巾が12㎝のものもあります。施工事例の画像がこちら↓
床材 12㎝巾広ナラ材の画像
床材 巾広ナラ材

巾広材の特徴としては幅が広い分、床材と床材の目地が少なくなってスッキリした感じが向上します。

↓ちなみに9㎝だとこの様に。
12㎝の方が色味や節から判断されるグレードが良いものとなっており、9㎝巾の方は色味にばらつきがあったり節があったりとラスティックな感じのものとなっていますが、こちらの人気もなかなか根強いです。色味は年数を重ねていくと馴染んできて分かり難くなってゆきます。
ナラ材 9㎝巾の画像
ナラ材 9㎝巾
サンプルで比較してみますと右が巾が12㎝のモノで左が9㎝のものです。
ナラ材 巾が9㎝のものと12㎝のものの画像
ナラ材 巾が9㎝のものと12㎝のもの

当工務店でも以前は9cmのモノを使ってきましたが、一度12㎝のものを使ってからこちらの12㎝をよく選んで頂くようになりました。確かに金額は少々張りますが、その空間に身を置いた時に確かに値打ちのある床材だと常々感じでます。

床材 ユニとソリッド(一枚モノ)とは?

また同じく広葉樹系の床材には大きく分けて 一枚モノとユニタイプがあります。一枚物はソリッドなんて呼ばれ方もしてます。前述の如く、床材のサイズは巾9センチ長さ182センチ厚み1.5センチぐらいのものが多いのですが、このサイズそのまま一枚の木材で作っているモノが一枚モノ。

一方ユニタイプは長さの182センチが何枚かの木を繋ぎ合わせて作られてます。ユニタイプの方が捨てる部分が減るのでコストは抑えられます。画像の施工事例はユニタイプのものです。何枚繋ぎ合せて作られているかはサンプルだけだと分かり難いので、確認しておくと良いでしょう。
広葉樹系はユニタイプ、針葉樹系(桧や杉)は一枚モノが主流になります。

床材の仕上げ 塗装済みと無塗装

無垢材のフローリングにはもう一つ大きな違いがあります。それは塗装済みのモノか無塗装かです。これは針葉樹、広葉樹問わずです。

塗装の場合はウレタン塗装を施されているものが多いです。ウレタン塗装は耐久性の良い仕上げで表面に塗膜を作るため汚れや水にも比較的強いのが特徴です。一方無塗装の場合には自然系のワックスなど仕上げていきます。どちらが良いかについては、床材に何を求めるかによっても変わって来ますが、私たちは無塗装に自然系ワックス(当方では蜜蝋ワックス)をお薦めしてます。ウレタン塗装の艶やかな仕上りよりも、木のもつ風合いや肌触りが自然に感じられるというのが大きいです。木が木らしいのです。先ほどのサンプル、蜜蝋ワックスで仕上げでますが、塗る前はこの様な風合です。しっとりとした印象に変わっているのがお分かり頂けると思います。

ナラ材 無塗装の状態
ナラ材 無塗装の状態の画像

床材のメンテナンス 床材に愛着を

ウレタン塗装の場合は住んでからのメンテナンスを専門業者(塗装屋さん)などにお願いしなくてはなりません。これはコスト的にも痛いところ。しかし、蜜蝋ワックスなどの自然系のオイル仕上げの場合は住まい手自身が行えるのも良い点です。お手入れを通じて床材、お家に愛着をもってもらえたらという願いもあります。

まとめ

一枚、一枚張っていかないといけないので手間がかかりますが、床板はやはり無垢材が一番心地よく感じます。お家を建てる時の予算配分は大切ですが、内装材では床板に重点を置く方が良いと考えてます。日々の暮らしのなかで一番肌が触れる素材ですし、後で張り替えようとなると大がかりな工事となってしまうからです。

また、無垢材の良さは完成時がピークでは無くて徐々に味わい深くなっていく所です。その為にはお手入れが必要になってきますが、それを面倒だと片づけてしまわないで、楽しみながら出来る方には特にお薦めです

自分の気にいった床材を探すのもお家づくりの醍醐味のひとつです。自分これから暮らしてゆくお家で心地いいと思えるモノを吟味して頂きたいものです。