空気の通り道を設計する

建築側で空気の流れを整え、エアコンが“働きやすい”環境をつくります。
数値ではなく、体で感じる快適さを大切にしています。

素材と光の呼吸

床と天井には吉野杉の赤身材を使用。
光をやわらかく反射し、時間とともに深みを増す室内。
自然素材が空気の質を支えています。

庭とまちをつなぐ

庭には自分たちが楽しむ庭とまちに楽しんでもらう庭があります。
緑や影の移ろいが暮らしに奥行きを与え、まちの風景にもやさしく溶け込みます。

窓の位置を吟味する

「光を入れる位置、抜けるところ」と「視線を切る位置、閉じるところ」の整理が肝要。
例えば、リビングの窓を大きく取るのではなく、
高さや向きをずらして“見えるもの”を選ぶ設計をします。

目線の先に車ではなく、木の葉が揺れる景色や庭の抜けを感じられるように

造作家具と空間の統一

家具も建築の一部と考え、素材や高さを揃えて設計。
余白を整えることで、空間全体に静かな秩序と落ち着きを生みます。