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杉フローリングとメンテナンス

和歌山県の山では杉をよく見かける事が出来ます。杉は日本の固有種で、古くから和歌山県民だけでなく日本人に馴染みのある木といえるでしょう。そんな杉のフローリング(床板)はその暖かさと、心地よい歩行感(柔らかさ)があって好きな素材のひとつです。

これは杉の繊維が空気を多く含める事の出来る多孔質になっているからなせるワザです。空気は閉じ込めると断熱性を発揮する事は以前、断熱材の記事でも触れましたが、それが杉でも同じような効果が得られるのです。

以前の記事 断熱材施工中 高性能グラスウールとグラスウールと布団

しかし、メリットとデメリットは表裏一体。やわらかい分キズやヘコミが付きやすいともいえます。

ですけども、少々のへこみなら直す事が出来ます。木の繊維が傷ついた様なキズは無理ですが・・・・これも杉の柔らかさのタマモノで雑巾などを水で湿らせて、キズやへこんだ所にあてがいアイロンなどでジュッとすると膨らんでくれるのです。焦げるほどしたらダメですよ~

それでは実験してみましょう。まず、へこみキズやすりキズがある杉フローリングです。なかなかヤッテくれてます・・・真ん中辺りのキズは卒倒もんですww

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それでは実験後の画像です。

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結構キズが分かり難くなってます。すりキズはちょっとスジが出てますが、キズ自体は膨らんでいるので、細かいサンドペーパーをかけてやるとより目立たなくなります。


お次のキズはこちら。
これまた、かなりへこんでます。なんか嫌な事があったのでしょう。

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同じ様にやってみますと。

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お~かなり直ってます!
これらから、深いへこみキズや繊維が傷ついた様なキズは直りにくいのが、それ以外のキズは大きくても直る事が再確認できました。桧でも同じような事が言えますので、杉や桧のフローリングのお手入れをお考えの方は一度お試しください。

あと、長い時間かけ過ぎても水シミが出来てしますので、要注意です。

水シミは取れにくいですから。ですので目立たない所で試してから、やってみて下さい!こうやって手を掛けてあげれる所も自然素材の良い所です。きっと愛着がわきますよ!

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