5 庭を一緒に考える
庭を一緒に考える
住まいの話をしていて庭って突拍子もないと思わるかもしれません。
しかし建物と庭は実は切っても切れぬ仲。建物に緑(植栽)が入る事の豊かさ、
それはまず住まい手が内から眺める事で得られます。
『豊かなものはすべて外からやってくる』太陽の光や暖かさ、
心地よい風と同じように緑もその暮らしに豊かさを与えてくれます。
また外から、外観の雰囲気も緑があるかないかでは大きく変わります。
いくら綺麗な建物でも緑がないとなんだか味気ない。
敷地に建っているいうわけではなくなんだか置いてあるような印象すら感じてしまいます。
そしてその外観は住まい手のだけものではなく町の佇まいともなります。
プランをご提案する時から平面図などに植栽を書きこむようにしています。
あとから余ったスペースに木を植えようではなく、内からも外からもふさわしい場所に
木がある事が大切だからです
。たとえ畳一枚のスペースでも最初からきちんと建物と植栽が計画された
お家を住まい手と共につくっていきたいです。