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住宅瑕疵担保保険とは

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。さて先日、住宅瑕疵担保保険の躯体検査がありました。鉄筋屋さんがきれいに仕事してくれ、指摘もなく無事に合格。これで次の工程にすすめます。今回のテーマはそんな住宅瑕疵担保保険。

住宅瑕疵担保保険とは

住宅瑕疵担保保険についてです。これには『品確法』という法律が関係しています。この中で 10年間の瑕疵保証 が定められましたこれは、新築住宅には構造や雨水の侵入する部分10年保証が義務付けるというものでした。

住宅瑕疵担保保険の成立のいきさつ

しかし、この法律では、業者が倒産したり、あるいは業者が瑕疵と認めなかった場合には、泣き寝入りをするか、裁判をせざるを得ませんでした。つまり、10年保証とはいうものの、その実効性に疑問があったのです。その中で、あの姉歯元建築士の強度偽装事件が起こり、たくさんの方が実際に泣き寝入りを余儀なくされてしまいました。

住宅瑕疵担保保険の内容

それを受けて出来たのが、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」という法律です。これによって新築住宅を建てる場合、保険の加入が義務付けられて,上記の様な、業者が倒産や瑕疵(雨漏りなどです)を認めなかった場合でも、実際に瑕疵がある場合は、保険から補修金が支払われる様になりました。

又、瑕疵かどうかで争ったときも、無料相談を受けられたり、安い費用で弁護士会が設けているこの制度のための斡旋や調停を受けられるとなりました。10年間の瑕疵保証が確立されたと言えますね。

住宅瑕疵担保保険の検査

しかし、この保険に加入する為には事前の書類検査と、工事中2回(保険会社によって異なる様です。)を受けないといけなくなりました。それが基礎の配筋検査と躯体検査(筋違など)になります。

基礎の配筋検査は、コンクリートを打設する前に行われます。基礎の形状によってベースの鉄筋の太さやピッチが決められてまして、キチンとその通りされているかや、基礎を貫通する排水管などの周りに、補強用の鉄筋が入っているかなどが、検査員の方によってあらかじめ提出した図面を基に検査されます。

これは建築基準法では、ここまで求められてないので、より厳格化されたと言っていいと思います。

また、躯体については、筋違などの耐力壁の量、種類や位置、柱に取り付ける柱頭柱脚金物の種類、火打梁の取付個所などが同じくあらかじめ提出した図面を基に検査されます。建物が建築基準法を満たしているかどうか審査する建築確認申請では、火打ちなどの水平構面の確認までは今のところ行われていないので、こちらもより厳しいといえますね。ちなみに、建築基準法はあくまでも最低限の基準を示す法律だと僕は思ってますし、そう思っている方が私の周りでも多いと思います。

住宅瑕疵担保保険の良いところ

さて、この保険が出来て良かったと思っているのは、建物が一番持っていないといけない耐震の性能が、全ての建物が保険に加入する事である程度均一化された事です。(ある程度と思っているのは、建築基準法の定める筋違の量では、不十分と僕は考えているからです。)

以前なら、例えば確認申請の不要な地域では極端な話、建築基準法並みの耐震性も持っていない建物が建ってしまう恐れがあったのです。僕たちの地方は大地震のリスクが高い地域です。ここ数年で木造住宅の構造に対しての考え方も変わってきてます。

暮らしやすさや、デザインも大切ですが、それも、建物の耐震性がありき だと考えてます。僕たち工務店や設計者は情報を集め、切磋琢磨して、お施主さんにお家で安心して生活して頂ける様にしないといけないのです!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

なぜ耐震等級3が必要なのか?耐震性の確かめ方

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。今回のテーマは耐震性です。

地震に強い家とは

地震に強い家 〇〇工法だから強いや△△を使っているから強い。柱が桧の4寸だから強いというのは、残念ながら少しずれてます。これらは地震に強い家をつくる方法としてはメリットがあるかとは思いますが、大切なのはきちんとした耐震設計を行っているかどうかです。その耐震設計のうえで、上記のような方法をとるのは、有効だと考えますが、計算をしていないのなら、やはり、ずれてるとしかいえないでしょう。今は工法ではなく耐震設計のうえに出される耐震等級により、耐震性を比較できるようになっていまので、耐震等級を耐震性を測るものさしとすればよいでしょう。しかし、その耐震設計にも実はいくつか方法があります。

耐震等級とは

建物の地震に対する強さ、耐震性を表す基準として耐震等級。等級は1~3まであります。おおまかにいいますと、

1が建築基準法なみの建物

2がその1,25倍(長期優良住宅で求められるレベルです)

3がその1.5倍の構造の建物となります。

これからが少しややこしいですが、耐震等級2、3については住宅性能表示制度によるものと、許容応力度計算に(いわゆる構造計算)よるものの2種類があります。

建築基準法と住宅性能表示制度の違い

まずは耐震等級1と2以上の違い。よく耐震等級1と2以上では全くの別次元といわれますが、それはどういったことからでしょうか?

もちろん耐震等級1と2以上では必要な耐力壁(地震など力に対抗する筋交などがはいった壁)の量が変わりますが、それだけではありません。一番大きく異なるのは床倍率(水平構面)のチェック項目が増える事です。住宅の地震に対する強さは壁だけでは決まりません。壁が十分に強さを発揮するためには、2階の壁から1階の壁に地震などの力を伝えられるようにまた、先に床が壊れたりしないように、床や屋根が壁に見合う強さがないといけないのです。その強さをチェックするのが床倍率です。

住宅性能表示制度の耐震等級の考え方

『性能表示制度での耐震等級2以上では、建築基準法をベースにして、建物がより高い安全性を確保する事を目標としており、この性能表示によるチェックをすると、軸組構法による木造戸建住宅が構造計算(許容応力度計算)を行ったのと同様の精度で、構造の安全性をもつ事を確認したことになるとなっております。』(木造住宅のための構造の安定に関する基準解説書より抜粋)

つまり、構造計算のように細かな計算や検討を行わなくても、性能表示制度のチェック項目にそって耐震設計を行えば、構造計算したものと同等の耐震設計が行えるというものです。

住宅性能表示制度の耐震等級の計算は仕様規定に近い考えて行っていきます。仕様規定というのは建築独自の考えかもしれませんが下記のような考え方です。

・この屋根材や外壁材を使った建物にはこれぐらいの耐力壁(筋かいなど)が必要。

・この材料(構造用合板)をこのように使ったら(釘の種類と止める間隔)このぐらい地震に対して耐えれる。

必要な耐力壁の量や耐力壁の強さなどを個別に計算しなくても仕様規定というルールのもとに設定できるのです。

構造計算(許容応力度計算)の場合は、屋根材の重さ、壁の重さ、天井下地、仕上げの重さ、壁下地、壁仕上げ、床下地、床仕上げなど細かく設定しなくてはいけませんが、そういったことをしなくても良いのです。

それだったら、費用も掛かるし、面倒な構造計算(許容応力度計算)をしなくてもよいのでは!?となりますが、そこは待った!なのです。

許容応力度計算と住宅性能表示制度の違い

断熱性能にも詳細計算と仕様規定があります。実は断熱性能の場合では仕様規定の方が性能が高くでます。ある意味どんぶり勘定な仕様規定。安全をみて、そうなるのは当然ともいえます。

しかし、耐震設計の場合ではより詳細な検討を行う構造計算(許容応力度計算)の方がよりたくさんの耐力壁が必要となります。

同じ耐震等級3でも構造計算(許容応力度計算)を行ったものの方が住宅性能表示制度で行ったものより強いのです。費用も掛かり、面倒でも構造計算(許容応力度計算)を行う必要があるのはこういった理由からです。

耐震等級3がなぜ必要? 熊本地震の場合

なぜ、耐震等級3が必要なのか?これは熊本地震から得られたものです。熊本地震は直下型の地震でした。直下型の地震は揺れる周期の関係から木造住宅にダメージを与えやすいとされています。ですが、震度7を観測した地点に建っていた耐震等級3の家は倒壊もせず、そのまま住み続ける事もできたのです。

大きな地震がどこで起こるかわからない日本。これから家を建てるのであれば構造計算(許容応力度計算)を行った耐震等級3の建物は必須といえるでしょう。

まとめ 構造計算(許容応力度計算)耐震等級の確かめ方

耐震等級3かどうかを確かめるのはある意味簡単です。建てて頂く住宅会社や工務店に構造計算書をされてますか?構造計算書をみせて下さい。と聞けば分かります。家族の生活の基盤である家は安心、安全でなくてはなりません。工法などに惑わされる事なく、その一点をご確認下さい。

補足 震度・加速度・周期・共振について

東日本大震災の震度も7でした。(計測点における地震の揺れを測定器を使ってあらわしたものです。)測定器による震度は1996年4月以降から採用されているもので、それまでは、被害状況や体感で震度は決められてました。つまり、阪神・淡路大震災の時はまだ計測震度は使われてなかったという事になります。それから震度のほかに、地震の強さをあわらす表現に、加速度があります。gal(ガル)という単位が使われています。阪神・淡路大震災の時に計測された最大値は817galでした。すこし、乱暴な例えになってしまいますが、重力の加速度が980galなので、建物の重さと同じぐらい力で建物が横から押されたという事になります。そして東日本大震災で計測された最大値はなんと 2933gal、桁が全然違います。建物の重さの約3倍の力が加わったというわけです。しかし、地震による倒壊は比較的少ないという事でした。地震のエネルギーが大きいのにどういう事でしょうか?地震の建物に及ぼす影響には、加速度のほかに周期と言うモノがあります。例えば、背中とポンポンと叩くとします。そのポンとポンの間隔が周期になります。それから、同じように建物にも固定周期というモノがあります。建物の固有周期と揺れの周期が合ってしますとさらに強い力が、建物に加わってしまいます。これを、共振といいます。昔 一休さんで指一本で鐘を動かせるというのありましたが、あれも鐘が揺れるタイミング(鐘の固有周期)に合わせてポン、ポン(周期)と力を与え続けると、小さい力でもより強い力が発揮されるという共振の一つの例えです。この共振がおこる加速度の周期が0.65~1秒とされてまして、阪神・淡路大震災や熊本地震では、その揺れが起こってしまったのです。そして東日本大震災では地震波は非常に大きかったのですが、周期が短かったり、長かったためにあまり共振が起きず結果、倒壊が比較的少なかったとの事でした。

杉床板 浮造(うずくり)仕上げ

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。

床板が何が良いかは、みなさん、悩まれることが多い事です。かくいう私も自宅を建てる際には御多分に漏れず色々と悩みました。その中で選んだのが『杉板 浮造り(うづくり)仕上げ』です。今回は 浮造り(うづくり)の床板がテーマです。

杉厚床板 浮造の画像
杉板に浮造り加工を施したもの。よく見ると凹凸があるのが分かります。

浮造り(うづくり)とは

浮造(うずくり)仕上げとは木目の柔らかい部分(春目)を磨いてへこませる事により、堅い部分(秋目)の木目を浮き立つようにした仕上げ方法です!木の表面を強くして傷が付きにくくする効果もあるとの事ですが、その際立った木目の美しさや、えも言えぬデコボコとした足触りが魅力です!

造り方

床板を磨くと表現しましたが、それを行うのが上の機械。こちらは三重県にあります『野地木材工業』さんでの一コマです。野地木材さんで加工された床板や化粧板は当工務店では定番となってます。この機械で杉床板にワイヤーブラシをかけて、秋目をだしていきます。磨くというより、削るでしたね。機会と職人さんが一体となり、いい頃合いになるように、丁寧に確認しながらの作業です。

そして体験

私も自宅という事で、この工程を体験させて頂きました。子供たちもさせて頂き、楽しいひと時。この体験を通じて、家づくりを感じてもらえたようです。記念に名前も、といっても隠れてしまいますがw

私の目が真剣過ぎますw

杉床板浮造り(うづくり)メリット、デメリット

メリットは何といっても足ざわりです。私ははだしで過ごすことが多いのですが、ほんと心地よいです。杉床板というのもありますが、さらりとした質感で、はだしで歩くのがより好きになります。そして、自宅では床下エアコンといって床板がほんのり暖かくなる暖房方法を採用しているのですが、それとの相性も抜群。季節をとわず心地よい床板です。私のような裸足フリークにはもってこいの床板です。

デメリットは一等材(節のある床板)にはワイヤーブラシを掛けられないので、どうしても無地・上小材(節がなかったり、あっても小さいもの)となり、さらに浮造り加工も入るのでお高くなる事。

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お気に入りの逸品を

床板はお家の中でも一番触れる機会の多いものです。その良さや悪さなども合わせて気にいるモノを使って頂きたいです!

また、床板をあとから張り替えるのは大変(お金もかかる)ので内装の素材では一番、予算を掛けてもよいと感が手ます。

あんまり難しい事を考えないで、手にとってビビっと来たものってのが一番いいかもしれませんけどね(笑)

サンプル取り寄せて、触れてみて、お気に入りの床材を見つけ出して下さい。

杉床板 浮造り仕上げを使った施工例はこちら↓

玄関からリビング。杉なぐり床から杉浮造りフローリングへと足の感触が心地よい。
緑をめでる家 施工事例

最後まで読んで頂いてありがとうございます!

9月7日 BRIDGE(ブリッジ)やります。 多業種無料相談会

さ和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。早いもので9月、今年もあっという間に過ぎていってしまってます涙

さて、週末9月8日10時~16時には参加させて頂きますイベント『BRIDGE(ブリッジ)』が行われます。今回の会場ははRe-barrack interior-リバラック-さんです!台風も来ていますが、開催決定です!

色んな分野の専門家が一堂に会してのイベントです。少しでも困り事の解決の糸口になれればと思ってますので、売り込みはいたしませんのでお気軽にお越しください!私は前回のように愛蔵書を持っていかせて頂こうと思ってます。

またさらに(笑)、当工務店も掲載されています 雑誌『Replan リプラン関西』については、先着5名様に差し上げたいと思ってます。みなさん奮って参加下さい!

Repan(リプラン)関西vol.2
Repan(リプラン)関西vol.2

今回は告知のみで失礼しますが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

緑をめでる家 q1.0住宅

家族構成 ご夫婦、子供3人                地域   田辺市
構造規模 木造在来軸組2階建て
敷地面積 200.00㎡(60.60坪)
延床面積 128.14㎡(38.83坪)デッキ等除く

和歌山県田辺市、市街地から農村部に向かうと一気に緑豊かな景色に。そんな敷地のたつお家。しかし、南側にそびえる小さな山のお陰で!?冬には敷地にほとんど陽が入らない、日射条件の厳しい敷地でした。暮らしの中心であるリビングに吹き抜けとハイサイドライトをつくり、太陽光を取り入れました。ワンルームのようなプランに様々な居場所を設けて、今、その居場所で私の家族が各々過ごしてます。

暖房用のエアコン、冷房用のエアコン。2台のエアコンで全館空調を行ってます。今まで勉強してきた高断熱高気密住宅を実践したお家です。冬暖かく夏涼しい。温熱的な快適があって初めて居場所の心地よさが得られます。

<主な仕上げ>
構造材   紀州材
造作材   紀州材
床材    杉材上小材浮造り仕上げ15mm        屋根    ガルバニューム鋼板
外壁    そとん壁かき落としの上櫛引き仕上げ
内壁・天井 ビアロ(塗装仕上げ)

Photo by 古瀬 桂(Replan関西vol.2)

玄関側 杉型枠コンクール打ち放し塀 少しセットバックして植栽を
デッキとグランドレベルの段差を小さくするための築山。外と繋げる一工夫。
吹抜けのリビング。冬は日が入り難い敷地。吹抜けを設けて光を落とす。
リビングから小上がり和室、庭。造り付けソファから庭をのぞむ。
デッキには網付きガラリ戸。キッチンからはリビング、ダイニング、小上がり、デッキと全て見渡せる。
屋根のかかったデッキとたためるハンモック。
内と外と半屋外。
網付きガラリ戸(伊礼格子)をあけ放つと半屋外を通じて内と外がつながる。
2階ホール。第2のリビング。床にはウールカーペット。
玄関からリビング。杉なぐり床から杉浮造りフローリングへと足の感触が心地よい。
キッチン。窓には永田格子。格子から漏れる光が美しい。
夜景。居場所を所々に配置して、家族が好きな所で過ごす。

2019年 お盆休みのお知らせ

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。早いものでまもなくお盆、時間が経つのが早くてドキドキします。コピーロボットが欲しいです(笑)

当工務店の今年のお盆休みは8月11日~8月18日 とさせて頂きます。山の日と暦の関係で大型連休となりましたが。暑い中頑張ってくれてます大工さんにもゆっくりしてもらって、英気を養って頂きましょう!

私の方はドキドキの原因の仕事がイマイチはかどってないので、ガッツリ休めなさそうですが、休めそうならガッツリいきたいもんですww

それでは、暑い日が続きます。くれぐれも体調管理に気をつけてよいお盆をお過ごしください!

画像は先日お引渡ししたお家。エアコンもしっかり効いているみたいで、性能を発揮してくれてます

省エネで快適な「Q1.0住宅」〜新住協 in 関西

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。

工務店仲間で協働する関西版高断熱高気密住宅の取り組みをご紹介頂きました。性能をあたりまえに担保した上で、暮らしや木の家の愉しさをシェアする。

性能と豊かさ
機能と情緒

その両立がなされてこそ、極上の日常が始まると考えています

和歌山県ならではの、木の家ならではの、その住まい手ならではの そんな最適解のような高断熱高気密住宅が、これからも増える事を願います。

省エネで快適な「Q1.0住宅」〜新住協 in 関西

田辺祭りと闘鶏神社 夏本番

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。田辺市の夏の風物詩『田辺祭り』の季節となってきました。梅雨が明けるとこのお祭りで暑さも最高潮ってのが小さいころからの僕の季節感です(笑)このお祭りは460回の歴史を持つ由緒正しいお祭りです。最近はお祭りの担い手の方にも、同世代の方々が増えてきてまして、 みんな、歴史を繋いでいるなぁ と感心しきりです。お世話になっている方も氏子として長らく祭りを支えてらして、以前、お祭りに使うお笠を組立中、部品が壊れてしまったと事で部品の製作をさせて頂きました。私は闘鶏神社の氏子ではないですが、地元の大切なお祭りに少し貢献出来てうれしかったのを覚えています。しかし、この部分はどう使うのでしょう?また一度拝見しないと!左が壊れたもの、右が新しく製作したものです。

田辺祭りは闘鶏神社の夏祭りです。闘鶏神社は創建が419年とされ、言い伝えによると世界遺産の『熊野本宮大社』を勧請されたこれまた由緒正しい御宮です!そのため諸事情により熊野三山まで詣でることが出来ない方々が熊野三山の代わりに参ったともされています。それを受けて2016年10月23日に世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に追加登録もされました。こちらがお祭りの画像、お笠が美しいです。

田辺市H・Pより

お笠の曳き揃え 24日の夜に会津橋の上にすべてのお笠があつまります。煌びやかお笠、川の水面もキラキラと瞬いて、幻想的な光景です。今年はさらに、花火も上げられて、より美しく。ですが、写真はイマイチ(笑)

お笠の曳き揃えと花火
お笠の曳き揃えと花火

お笠の曳き揃え
お笠の曳き揃え

勧請
分霊を他の神社に移すことを勧請(かんじょう)という。神道では、神霊は無限に分けることができ、分霊しても元の神霊に影響はなく、分霊も本社の神霊と同じ働きをするとされる。他の神社より祭神を勧請した神社を分祠(ぶんし)、分社(ぶんしゃ)、今宮(いまみや)などという。  by Wiki

また闘鶏神社のその名前の由来は源平合戦の折り、熊野水軍が源氏、平家のどちたにつくかを闘鶏によって決めたとされる故事かたきています。この結果、白の鶏が勝ち壇の浦へ出陣してたとされます。
このことから『闘鶏権現』と呼ばれるようになりますが明治時代の神仏分離で闘鶏神社となったそうです!

権現
権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本神々仏教が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「れた」ことを示す。むっむずい。  by Wiki

母方の祖父母が生前、闘鶏神社の近くに住んでまして、おじいちゃん、おばあちゃんはよく権現さんって呼んでました。僕が子供の頃は田辺祭りの日ぐらいが終業式で、夏休みが始まるって浮かれポンチな気持ちでお小遣いを握りしめ、祖父母の家から権現さんに向かったもんです。なんだかもう遠い夏です。
あの頃は夜店ばっかり見てましたが、大人になった今夜はその辺りをふまえてお祭りを感じてこようと思っとります。
まもなく田辺に夏がやって来ます!

最後まで読んで頂きましてありがとうございます!

耐力壁は何がいい? 構造用面材と筋かい 耐震性と断熱性と気密性

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。 明日から幼稚園や小学校は夏休み、今年もにぎやかな!?夏がやってきそうです(笑)

さて、ただいま新築工事をしている現場。雨の合間の縫っての工程で構造用面材、構造用合板の工程までどうにか完了しました。雨養生をとったり直したりと手間がかかりましたが、この時期は致し方ないです。

さてさて、木造住宅の場合、耐力壁といって地震や台風に耐える壁を作る場合、大きく分けて『構造用面材、構造用合板』と『筋かい』があります。それでは、どちらがいいのでしょう!?

『構造用面材』様々の構造用面材がありまして、それぞれメリットデメリットもあります。当工務店でよく用いるモイスのメリット、デメリットは こちら

構造用面材の特徴としては、材料としての強さや特徴は個々にありますが、実はそれを留める釘が大切です。釘の種類や間隔などが、きちんと決められているので、それを守って(当たり前ですが(笑)施工しなくては狙った性能がでません。さらに気を付けなければいけないのが釘がめり込まないように打ち込むことです。これをきちんとしようと思うとひと手間。それは、コンプレッサー(空気圧)を使った釘打ち機をいう機械で大工さんは釘を留めていくのですが、すこ~し弱めに設定して釘を打ち込み、仕上げは金づちで打っていくというものです。空気圧を強くすると、すぐめり込んでしまうので、要注意です。モイスの場合は1ミリ未満。要注意!

筋かいについては、昔からある耐力壁で、大工さんも慣れ親しんだ方法です。筋かいの場合の一番のデメリットは耐震的なものより、断熱材の施工と相性が悪い事です。断熱材は壁の中にいれるますが、そこに筋かいがあると施工にも注意が必要ですし、筋かいの部分は断熱材を入れる事が出来ません。木(杉)も断熱性があるものといっても断熱材(高性能グラスウール16K)1/3の性能。あまり多用してしまうと家全体の断熱性能は落ちてしまいます。筋交いをW(一つの壁に2つの筋かい)で入れるのは、断熱材の施工的にはNG。そこで、建物の外周部には構造用合板を用いる事をおススメします。耐震性と断熱材の施工性の向上と一石二鳥です。

実は構造用合板を建物の外周に用いると、もう一つ、建物の『気密性』の向上を図りやすくなります。外周部を構造用合板でくまなく覆うことで気密性をあげてくれるのです。さらに構造用合板の継ぎ手に一工夫する事で、気密性はより確実に。こちらはPEパッキンという代物。実際に室内側(壁)に気密シートを施工しなくても、きちんと気密性を確保できます。これについては気密試験で実感済みです。

また、構造用面材で気密性を確保する場合は、構造用面材が湿気を逃がしやすいものを選ぶのが大切。それには、前述のモイスやハイベストウッドなどがおススメです。

内部に関しては断熱性も気密性も必要ないので、筋かいでも良いと思ってます。(天井断熱の場合は注意が必要ですが。。)

建物をつくっていく場合は、これさえ使えば大丈夫!というわけではありません。色々な要素がそれぞれに絡み合うので、その組み合わせの方が大切だったりします。 ですが、外周部には一石三鳥の構造用面材がよいでしょう。

梅雨とガルバリウム鋼板と杉板

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。 梅雨に入ると雨ばかりで、工事の段取りがなかなかつかず、やきもきしてます。天候ばかりはどうにもならないですけど、今年はまた格別です。

新築のお家も外回りが雨で思うように進んでいませんですが、雨の合間を縫うような工程で、どうにかあと少しのところまでやってきました。

ガルバリウム鋼板と杉板ので外部は仕上げられてます。杉板の部分が特にお気に入りです(笑) あともう少しで住まい手のもとへいくお家。最後までしっかりと造り上げていきたいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。