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2019年 お盆休みのお知らせ

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。早いものでまもなくお盆、時間が経つのが早くてドキドキします。コピーロボットが欲しいです(笑)

当工務店の今年のお盆休みは8月11日~8月18日 とさせて頂きます。山の日と暦の関係で大型連休となりましたが。暑い中頑張ってくれてます大工さんにもゆっくりしてもらって、英気を養って頂きましょう!

私の方はドキドキの原因の仕事がイマイチはかどってないので、ガッツリ休めなさそうですが、休めそうならガッツリいきたいもんですww

それでは、暑い日が続きます。くれぐれも体調管理に気をつけてよいお盆をお過ごしください!

画像は先日お引渡ししたお家。エアコンもしっかり効いているみたいで、性能を発揮してくれてます

省エネで快適な「Q1.0住宅」〜新住協 in 関西

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。

工務店仲間で協働する関西版高断熱高気密住宅の取り組みをご紹介頂きました。性能をあたりまえに担保した上で、暮らしや木の家の愉しさをシェアする。

性能と豊かさ
機能と情緒

その両立がなされてこそ、極上の日常が始まると考えています

和歌山県ならではの、木の家ならではの、その住まい手ならではの そんな最適解のような高断熱高気密住宅が、これからも増える事を願います。

省エネで快適な「Q1.0住宅」〜新住協 in 関西

田辺祭りと闘鶏神社 夏本番

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。田辺市の夏の風物詩『田辺祭り』の季節となってきました。梅雨が明けるとこのお祭りで暑さも最高潮ってのが小さいころからの僕の季節感です(笑)このお祭りは460回の歴史を持つ由緒正しいお祭りです。最近はお祭りの担い手の方にも、同世代の方々が増えてきてまして、 みんな、歴史を繋いでいるなぁ と感心しきりです。お世話になっている方も氏子として長らく祭りを支えてらして、以前、お祭りに使うお笠を組立中、部品が壊れてしまったと事で部品の製作をさせて頂きました。私は闘鶏神社の氏子ではないですが、地元の大切なお祭りに少し貢献出来てうれしかったのを覚えています。しかし、この部分はどう使うのでしょう?また一度拝見しないと!左が壊れたもの、右が新しく製作したものです。

田辺祭りは闘鶏神社の夏祭りです。闘鶏神社は創建が419年とされ、言い伝えによると世界遺産の『熊野本宮大社』を勧請されたこれまた由緒正しい御宮です!そのため諸事情により熊野三山まで詣でることが出来ない方々が熊野三山の代わりに参ったともされています。それを受けて2016年10月23日に世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に追加登録もされました。こちらがお祭りの画像、お笠が美しいです。

田辺市H・Pより

お笠の曳き揃え 24日の夜に会津橋の上にすべてのお笠があつまります。煌びやかお笠、川の水面もキラキラと瞬いて、幻想的な光景です。今年はさらに、花火も上げられて、より美しく。ですが、写真はイマイチ(笑)

お笠の曳き揃えと花火
お笠の曳き揃えと花火

お笠の曳き揃え
お笠の曳き揃え

勧請
分霊を他の神社に移すことを勧請(かんじょう)という。神道では、神霊は無限に分けることができ、分霊しても元の神霊に影響はなく、分霊も本社の神霊と同じ働きをするとされる。他の神社より祭神を勧請した神社を分祠(ぶんし)、分社(ぶんしゃ)、今宮(いまみや)などという。  by Wiki

また闘鶏神社のその名前の由来は源平合戦の折り、熊野水軍が源氏、平家のどちたにつくかを闘鶏によって決めたとされる故事かたきています。この結果、白の鶏が勝ち壇の浦へ出陣してたとされます。
このことから『闘鶏権現』と呼ばれるようになりますが明治時代の神仏分離で闘鶏神社となったそうです!

権現
権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本神々仏教が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「れた」ことを示す。むっむずい。  by Wiki

母方の祖父母が生前、闘鶏神社の近くに住んでまして、おじいちゃん、おばあちゃんはよく権現さんって呼んでました。僕が子供の頃は田辺祭りの日ぐらいが終業式で、夏休みが始まるって浮かれポンチな気持ちでお小遣いを握りしめ、祖父母の家から権現さんに向かったもんです。なんだかもう遠い夏です。
あの頃は夜店ばっかり見てましたが、大人になった今夜はその辺りをふまえてお祭りを感じてこようと思っとります。
まもなく田辺に夏がやって来ます!

最後まで読んで頂きましてありがとうございます!

耐力壁は何がいい? 構造用面材と筋かい 耐震性と断熱性と気密性

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。 明日から幼稚園や小学校は夏休み、今年もにぎやかな!?夏がやってきそうです(笑)

さて、ただいま新築工事をしている現場。雨の合間の縫っての工程で構造用面材、構造用合板の工程までどうにか完了しました。雨養生をとったり直したりと手間がかかりましたが、この時期は致し方ないです。

さてさて、木造住宅の場合、耐力壁といって地震や台風に耐える壁を作る場合、大きく分けて『構造用面材、構造用合板』と『筋かい』があります。それでは、どちらがいいのでしょう!?

『構造用面材』様々の構造用面材がありまして、それぞれメリットデメリットもあります。当工務店でよく用いるモイスのメリット、デメリットは こちら

構造用面材の特徴としては、材料としての強さや特徴は個々にありますが、実はそれを留める釘が大切です。釘の種類や間隔などが、きちんと決められているので、それを守って(当たり前ですが(笑)施工しなくては狙った性能がでません。さらに気を付けなければいけないのが釘がめり込まないように打ち込むことです。これをきちんとしようと思うとひと手間。それは、コンプレッサー(空気圧)を使った釘打ち機をいう機械で大工さんは釘を留めていくのですが、すこ~し弱めに設定して釘を打ち込み、仕上げは金づちで打っていくというものです。空気圧を強くすると、すぐめり込んでしまうので、要注意です。モイスの場合は1ミリ未満。要注意!

筋かいについては、昔からある耐力壁で、大工さんも慣れ親しんだ方法です。筋かいの場合の一番のデメリットは耐震的なものより、断熱材の施工と相性が悪い事です。断熱材は壁の中にいれるますが、そこに筋かいがあると施工にも注意が必要ですし、筋かいの部分は断熱材を入れる事が出来ません。木(杉)も断熱性があるものといっても断熱材(高性能グラスウール16K)1/3の性能。あまり多用してしまうと家全体の断熱性能は落ちてしまいます。筋交いをW(一つの壁に2つの筋かい)で入れるのは、断熱材の施工的にはNG。そこで、建物の外周部には構造用合板を用いる事をおススメします。耐震性と断熱材の施工性の向上と一石二鳥です。

実は構造用合板を建物の外周に用いると、もう一つ、建物の『気密性』の向上を図りやすくなります。外周部を構造用合板でくまなく覆うことで気密性をあげてくれるのです。さらに構造用合板の継ぎ手に一工夫する事で、気密性はより確実に。こちらはPEパッキンという代物。実際に室内側(壁)に気密シートを施工しなくても、きちんと気密性を確保できます。これについては気密試験で実感済みです。

また、構造用面材で気密性を確保する場合は、構造用面材が湿気を逃がしやすいものを選ぶのが大切。それには、前述のモイスやハイベストウッドなどがおススメです。

内部に関しては断熱性も気密性も必要ないので、筋かいでも良いと思ってます。(天井断熱の場合は注意が必要ですが。。)

建物をつくっていく場合は、これさえ使えば大丈夫!というわけではありません。色々な要素がそれぞれに絡み合うので、その組み合わせの方が大切だったりします。 ですが、外周部には一石三鳥の構造用面材がよいでしょう。

梅雨とガルバリウム鋼板と杉板

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。 梅雨に入ると雨ばかりで、工事の段取りがなかなかつかず、やきもきしてます。天候ばかりはどうにもならないですけど、今年はまた格別です。

新築のお家も外回りが雨で思うように進んでいませんですが、雨の合間を縫うような工程で、どうにかあと少しのところまでやってきました。

ガルバリウム鋼板と杉板ので外部は仕上げられてます。杉板の部分が特にお気に入りです(笑) あともう少しで住まい手のもとへいくお家。最後までしっかりと造り上げていきたいです。

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木は濡れても大丈夫!?乾燥材と新築工事と雨養生

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。先日棟上げしたお家の屋根の下地工事が完了しました。雨対策で外周もぐるりとブルーシートで囲う事が出来て、ここまで来ると一安心です!今回は久しぶりの日本瓦葺き、そのため屋根の下地工事に手間がかかりますので、いつもより増して天気予報と睨めっこでした(笑)このように新築工事は屋外でするため天気の影響をもろに受けます。今日はその辺りをテーマにしたいと思います。

木は濡れても大丈夫!?

新築工事中でまだ外壁や屋根が出来ていない状態では、雨で木材が濡れる恐れがあります。では、木は濡れてしまっても大丈夫でしょうか?

木材に含まれる水分

最近は木材に乾燥材が使われる事がほとんどです。木材に含まれる水分には『自由水』と『結合水』があります。その違いは木材の細胞の中にある水分かどうかです。『自由水』は細胞の外、『結合水』は細胞の内にある水分となります。

結合水まで蒸発した乾燥材の特質

木材を乾燥させるとまず『自由水』から蒸発してなくなっていき、『自由水』が無くなった木材の含水率(木材の含む水分量を、木材そのものの重さをもとにした比を百分率で表した数値)は30%程となります。

その後さらに乾燥が進むと『結合水』が蒸発していきますが、結合の名の通りしっかりと木材と結合された水分なので、きちんと蒸発させるのには骨が折れます。しかし、その分、細胞内の『結合水』が蒸発すると再び水分が細胞の中に入るのは、煮沸などをしない限り困難となります。『結合水』まで抜けた時の含水率は15~20%となります。

木は“少々”濡れても大丈夫

『結合水』まで蒸発した木材の特質(細胞内の『結合水』が蒸発すると再び水分が細胞の中に入るのは、煮沸などをしない限り困難)から少々の雨でただちに悪影響が出る事はないです。表面が濡れてしまっても木材の内部まで入り込む恐れがないからです。そういった意味からもきちんとした乾燥材を使う必要があります。しかし、長雨にさらされるとカビなどが生えてしまう事も考えられるので楽観は出来ません。

しっかりと雨養生

新築工事などの現場は私たちにとっては我が子の様なもの。これに共感してくれるつくり手は多いと思います。少々の雨は大丈夫とは知識としては持っていても少しでも濡らしたくないと思うのが心情。いつも天気予報とにらめっこしながら、いかに濡らさないと苦心しているのです。この仕事をしていると天気予報と雨雲レーダーのヘビーユ―ダーとなります(笑)

しっかりと雨養生が行えた現場
しっかりと雨養生が行えた現場

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

6月23日 BRIDGE(ブリッジ)やります。 多業種無料相談会

さ和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。梅雨入りしないまま、6月も下旬。こっちがドキドキします(笑)

さて、週末6月23日10時~16時には参加させて頂きますイベント『BRIDGE(ブリッジ)』が行われます。今回の会場ははビック・ユーです!色んな分野の専門家が一堂に会してのイベントです。少しでも困り事の解決の糸口になれればと思ってますので、売り込みはいたしませんのでお気軽にお越しください!私は前回のように愛蔵書を持っていかせて頂こうと思ってます。

またさらに(笑)、当工務店も掲載されています 雑誌『Replan リプラン関西』については、先着5名様に差し上げたいと思ってます。みなさん奮って参加下さい!

Repan(リプラン)関西vol.2
Repan(リプラン)関西vol.2

今回は告知のみで失礼しますが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

番付けと木くばり 杉・桧化粧材を使う

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。先日、山長商店さんに行って来ました。山長商店さんは私たちの地元田辺市にある江戸時代から林業を営んでいるまさしく老舗です。老舗でありながら、最新の木材の乾燥技術を取り入れたりそれと一貫されたプレカットをされてまして、僕たち作り手である工務店には心強い存在です。

訪問目的は化粧材の番付です。建物の骨組みである柱や梁でそのまま内部の仕上げとして見えてくる部分を化粧材と呼び、番付けとは、それら見える柱(化粧材)にどの木を使うかをまた、どの面を見せるかを選ぶ作業になります。平面図でどの面が見えるかを確認して完成も想像し、実際に木肌の様子を見ながら一本一本選んでいきます。この作業はいつも親方と二人で行ってますが、今回は実弟大工を交えて3人で行いました。完成を想像しながら、ケンケンガクガク意見を交してやってます。

MOKスクールを主宰されていたMs建築設計事務所の故三澤康彦先生がその講義のなかで、番付けの事を気配りとかけて木配りておっしゃってましたが、この作業の僕たちつくり手の気持ちの本質を語っているようで本当にいいお言葉です。

今度のお家は久しぶりの真壁といって柱が見える造りになります。そして、その柱も桧。真壁の桧普請となります。

大黒柱も今回は登場します。後ろには山積みの木材が
大黒柱も今回は登場します。後ろには山積みの木材が

もちろん良い木を出して頂いていたのですが、そんな時は僕も欲が出てしまいまして、もっとイイ木がないかなぁと、うんうん唸っていると担当の方が、再度他の木を出してくれるとの事。その心遣い、同じモノを作る者として嬉しい限りです。そして今回伺って決めて来ました木は、そんな欲張りな僕も満足の一品でした。棟上げの時にその梁や柱が組まれる姿を想像するとニヤついてしまいます(笑)

番付の終わった桧化粧柱。見える面や柱の位置をしめす番付が木に書き入れられます。
番付の終わった桧化粧柱。見える面や柱の位置をしめす番付が木に書き入れられます。

こちらは以前のお家で番付した化粧梁。杉材になります。こちらも良材でした。

 選ばれた杉化粧梁はこのあとプレカットへと向かいました。
選ばれた杉化粧梁はこのあとプレカットへと向かいました。

で、実際にお家の一部となった杉化粧梁さん。惚れ惚れです!白い内装と杉。ベストマッチのひとつだと思っとります。こういうのを想像しながら、番付をおこなっております。

勾配天井。化粧梁と厳密には化粧母屋(笑)
勾配天井。化粧梁と厳密には化粧母屋(笑)

改めて良い木が多くてきちんとした製材所がある和歌山、紀伊半島って有難いです!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

吹抜けと障子 革の取っ手 Tongue 小泉誠さん

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です

2階の吹抜けに面したところに障子を取り付ける事があります。2階と1階が柔らかくつながる感じが気に入ってます。

田辺市吹抜けのある家
田辺市吹抜けのある家

田辺市吹抜けのある家 完成画像はこちら

障子は桟が吹抜け側から見えるようになっています。実はそこで問題が発生します。2階側からは桟の上に紙をはっているので、手が掛かるところがない。つまり、あけずらい問題。下の画像がそう、紙を破いてしまう恐れが大です。

そこで登場するのが 革の取っ手『Tongue』小泉誠さんのデザインです。これをとってに使うことで問題が解決します。上の画像もよく見ると黒いものが見えますが、それが『Tongue』です。機能を果たしながら、さりげないので気に入ってます。

革の取っ手 Tongue 小泉誠さん
革の取っ手 Tongue 小泉誠さん

こちらもむかって左側にちらっとみえてます。

デザイナーの小泉誠さん

2013年、かれこれもう6年前に講義をきく機会がありまして、そのデザインはもちろん、考え方にも触れることが出来てすっかり感銘を受けました。その時のレポートが下記の文章です。よかったら、読んでみて下さい。

『先日14日はMOKスクール大阪最終日、早いもので僕にとって4回目の最終日です
MOKスクールの講義に来て頂いている講師陣の方々は本当に多種多様、それゆえに講義ごとに改めて木造建築の奥深さを痛感しきりです。今回は木造建築の防火のエキスパート安井昇氏とデザイナー小泉誠氏が講義して下さいました。その中でも小泉誠氏の講義を取り上げさせて頂きたいと思います!

言わずと知れた日本を代表されるデザイナー。田舎モンの僕なんかはそう聞くとついつい都会で机の上でデザインさているのかな、なんてうがった思いをしてしまいますが、その考えは気持ちの良いぐらい裏切られます(笑)

氏は様々な地方都市でモノづくりを実践されてます。有名な地方都市もありますし、それこそ初めてその名を知るような所もあります。そしてそれらの地に足を運び、それぞれの地域ならではの素材、技術、想いを込めてモノづくりをしている様子をお話し頂けました。
その物語を伺っているとモノづくりやその地域に、真摯に誠実に向かい合われている様が目に浮かぶようでした。その地域の為にどのようなデザインを形づくるか?そのデザインを通じて地域の産業は元気になるか?出来上がる形としてのデザインだけではなく、そのモノづくりの過程をも覚悟を持ってデザインされ取り組んでおられる様子が伺い知れました。
形だけなら真似する事は出来るかもしれませんが、その思いは決して真似る事の出来ない、総じて小泉氏のデザインは誰にも真似する事は出来ないモノなのでしょう!

講義をお聞きして、それらのデザインに込められた様々な物語りが一層そのモノとしての魅力を増していき、そのモノを使ってみたい、そのモノを手に取ることでその物語りの一員になりたい、という新たな思いが自分の中でフツフツと湧いている事に気付きました。
そんな思いを込めて、そしてその思いをみなさんに気付いてもらえる。僕たち建築に携わる者にとっても根っこともいえる大切な事を改めて教えて頂いた様な気がします。

来年の目標はこいずみ道具店に伺う事、そう決めたMOKスクール最終日でした。』

最後まで読んで頂いてありがとうございます!

地震に強い だけじゃない 耐力面材モイス ええ奴やけど重いヤツ(笑)

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です

建物で地震や台風に対抗する耐力壁。筋交いや構造用合板などがあげられますが、当工務店ではモイスを使うことが多いです。先日もモイスの施工のお手伝いをしたのですが、建材としては素晴らしいヤツなのですが、何せ重い、ほぼ30キロ、最近重くなってきた次女もえちゃんを超える重量です(笑)

モイスといってもなんのことやら。建物が出来上がると隠れてしまうモイス。ですが、その役目は重要です。
今回のテーマはそんな構造用面材 モイス。

モイス ①土にかえる面材

耐力壁として取り付けられた白い板がモイス

モイスとは小石灰・珪砂・パーミキュライトなどの天然素材が主成分の構造用面材です。製造過程でも接着剤などの有機材料は使用せず、有害物質も含んでいません。粉々にすると肥料にもなる土にかえる素材です。農林水産大臣の肥料登録もされているとの事。このあたりにこだわりを感じます。

dsc_1698

少しひいたアングルから モイスを施工中の現場

②シロアリはモイスが嫌い!?

モイスは無機質系材料なので、シロアリの好む栄養分が含んでいたません。防蟻処理をしなくてもシロアリの被害を抑えることができます。長期優良住宅のマニュアルにもこれについて記載があります。

③防耐火性 外壁に板が使える

モイスは不燃材として国土交通大臣認定を受けています。普通だったら板を張れないような地域(建築基準法で定められています。)でも、モイスを張ることによって、その上に板を張ることが出来ます。外壁に板を使いたい時に、使えるようになるので頼りになるヤツです。ただ、和歌山県の場合はほかの地域に比べてその扱いがシビアですので、ご注意下さい!

しかも、モイスは無機質系材料。煙や有害物質が発生しません。モイスTMは国土交通大臣認定の不燃材。
薄くても火に強く、さらに無機質系材料が主な原料なので、
煙や有害物質を発生しません。

④透湿性能がある!

そしてモイス、その最大と私が勝手に考える特徴は壁体内部の環境を整える透湿性です。

壁体内部とはその字のごとく壁の中の事です。ここで結露が常時出来る様な事が起きますとその水分により柱が痛むばかりではなく断熱材にもダメージを与えてしまいます。健康な方は内臓が丈夫なんていいますが、お家の場合は壁体内が健康な家は丈夫なのです。つまり見えない部分をキチンと考えつくる事で建物全体の耐久性を高める事が出来る訳なんですねぇ~
その点、モイスは壁体内が結露が発生するような高湿度領域になるとその透湿性により自らの透湿抵抗を下げて屋外へ湿度を吐きだす事が出来るのです!

デメリット

モイスのいいところばかり列挙しましたが、もちろん、デメリットもあります。まずはコスト。付加価値のある素材ですが、素材だからこそか、ほかの面材に比べて高額です。あとは、重いです。これは、僕たち作り手が踏ん張ればよいので、たいしたデメリットではないですね笑

まとめ

一言に耐力面材といっても、色んな特徴があります。耐震や気密性などを考えると、筋かいではなく耐力面材の一択となりますが(これについては長くなるので、また別に機会に!)どのようなものが良いか一度立ち止まって、ご検討下さい。おすすめのひとつがモイスです。

番外編 ⑤消臭性能

その消臭性能を生かして、玄関収納の棚によく使用します。隠れてしまう優秀なモイスに少しでも陽の目の当たるところへとの思いですが、そんなに陽の目にはあたってないですね笑 現場ででた端材の有効活用です。

造作玄関収納の棚板にモイス
造作玄関収納の棚板にモイス

最後まで読んで頂いてありがとうございます。