お家づくりの現場進行中~

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。じっくりことこと煮込む様に進めてますお家づくり、外部の大工工事はほぼ完了し、左官屋さんへとバトンタッチ。外壁は今回もそとん壁、当工務店の定番ともいえる仕上げ方です。その下地となるメタルラス工事も完了しました。昨年の今頃も同じ様な工程だったようです!
そとん壁のメタルラス工事については こちら

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内部の方は断熱工事も完了して、只今大工さんは内部造作工事の真っ最中。先日、気密検査を行いましてまずまずの結果。それについては後日詳しくレポートします!はい、きちんと書きますとも(汗)

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早いもので六月も半ば、つまり今年も半分が過ぎようとしています。おそるべしです。でもそんな中、今日は何かと現場にいる時間の長い一日となりました。大工さんと一服の時にする建築だん。自分の考えが整理出来たり、想いを共有出来たりと、こういう一時も大切だなと再確認。自分の動きの効率ばかり考えてもダメだなとしみじみ。
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杉小巾天井の家

家族構成  ご夫婦、子供2人
用途地域  田辺市
構造規模  木造在来軸組2階建て
敷地面積  166.62㎡(50.49坪)
延床面積  130.83㎡(39.65坪)
1階床面積 66.24㎡(20.07坪)
2階床面積 64.59㎡(19.57坪)

<主な仕上げ>
構造材   紀州材
造作材   紀州材
床材    巾広ナラ 15mm  ナラ 15mm
屋根    陶器瓦葺き
外壁    そとん壁かき落としの上櫛引き仕上げ
内壁・天井 エコクロス張り

お寺客殿工事 完了

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。昨日は夏の様な暑さ、季節が梅雨を飛び越えたようでした。
そんな中お寺の客殿工事も完了いしました。

お寺の客殿工事
なかなか馴染みのない言葉ですが、今でいう所のVIPルーム。お客さんを接待する為に造られた建物の事をさします。私たちの地元のお寺にもございまして、昔ながらの良い仕事をされた建物なのですが、一部増改築工事が行われてまして、もともと持っていたであろう佇まいは残念ながら損なわれていたました。
そこで今回、その建築当時の佇まいを取り戻したいとの旨のご相談を受けて減築したうえで増改築工事を行う事となりました。

まず今回の計画、間取りを和室2間続きを囲うように廊下、広縁が配されてる回廊式としました。この建物の僕の好きな居場所は一見メインと思われる和室ではなく、北にある広縁。そこから眺める景色がこの建物のキモとなります。

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お寺の山号でもある高尾山とその稜線を遠景とした庭、大きな石を配し他の建物を見えない様にする計画。それらをこの広縁から愛でるのを今から楽しみにしています。

正面に見えるのが高尾山。下に見える大きな岩が出番を待ってます。

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和室から見た広縁。和室は壁を塗替え畳の表替をしただけでほとんど手を付けていません。既存部分と新設部分をいかになじませるか、これも今回の計画の大きなテーマの一つ。

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下の画像は廊下の楠。奥の5枚が新たに取り付けたもので、その他は今まであったものに洗いをかけて蜜蝋ワックスで仕上げました。この馴染みようは無垢材だから出せるのでしょうね。時間がたつ事により馴染んでくれる事でしょう。

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山に海に ホタルに天神崎に

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。さて、我が郷土、田辺市の良い所は山も海も近いという事をよく上げられます。先週末はそれを実感してきました!
まずは山に、田辺駅から約35分ほど車を走らせるとつく伏菟野小学校、そこでほたるの鑑賞イベントが行われました。毎年やっておられまして僕たち家族はなかなかのリピーターです。ほたるの柔らかな動きと光が心地よくこれが癒しなのかとしばし堪能。難点は暗しホタルが動くので写真が難しいこと。雨の予報にビビり一眼レフを持っていかなかったのでこれが限界です(笑)黄色い光がホタルと言われる昆虫です。

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こちらは近影。痛恨、奥にピントが合ってしまってますww

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翌日むかったのは天神崎。日本におけるナショナルトラスト運動の最初の地として有名なところです。そちらで吉野熊野国立公園指定80周年と拡張を記念して『天神崎の自然を大切にする会』と田辺市で自然観察会が行われました。昨年、天神崎も国立公園に追加されたのです~また普段お世話になっている瓦屋さんの社長さんが『天神崎の自然を大切にする会』の代表理事をされてまして、ただならぬ縁を感じての参戦です(笑)

ナショナルトラスト運動 事前環境等を経済的な理由での無理な開発による環境破壊から守るため、市民活動等によって買い上げる・自治体に買い取りと保全を求める活動である。 by ウィキペディア

このイベントは潮が引いたあとの磯を歩きながら、潮だまりに残った生き物を採取して最後に専門家からレクチャーを受けると言うもの。ご覧のように天神崎は森、磯、海が揃った環境。それら三者が一体になっているのでたくさんの生き物がここにいられるとの事。

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どちらかというと生き物には興味のない我が長女、澪央もこの日ばかりはタモを片手にハンターと化しました。ピンクの長靴はいとる子です(笑)

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最後のレクチャーも興味シンシンで、身を乗り出して聞いております。自然に囲まれながらもその面白さを分かっているかと言えば分ってない所も多々あるので、こう言ったイベントを通じて普段なにげなくみている風景がいかにすばらしいものかを教えて頂ける事は子供だけなく僕達大人にとっても有難いものです。僕たちの先輩が残してくれた風景を僕たちも子供たちに残していかなけば、齢41、それをしないといけない年になっております(笑)

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プレカットと構造図

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。今日は気持ちの良いお天気でした。週末は下り坂の模様でホタルを見に行ったり海へ行ったりする予定なのでお天気が気がかりです(涙)

さて今回のテーマはプレカットと構造図。昨今はプレカットによる加工が増えてます。当工務店でもコストや工期、また架構の組み方も様々な対応をしてもらえる様になっている事もありプレカットを採用する場合がほとんどになりました。
信頼できる製材・プレカット加工会社としっかりとタッグを組み、自分でもキチンと図面を書きそれを基にCADオペレーターの方と打合せを十分に重ねる、きちんと考えた分それはお家の出来が答えてくれると信じてます!

山長商店の山々

そこで大切となるのが前述の図面、伏図といわれるものです。一般的にはあまり知られてないかもしれませんが、平たくゆうと構造図面になります。棟上げの時に組まれていく木々は美しくも頼もしくもありますが、そのもとになるのが伏図です。平面図と同じように上から見下ろした図面で基礎なら基礎伏図、土台なら土台伏図と言うように呼ばれます。木造2階なら土台伏図、胴伏図(2階床をささえる梁などの図面)、小屋伏図(屋根(母屋)をささえる(2階の天井裏)小屋の図面)、母屋伏図(屋根を直接ささえる母屋の図面)がおもで、それをもとに前述のごとく木は加工され、現場で組まれていきます。
↓こちらが伏図。

 

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間取り的な視点や構造的な視点、またまた設備的な視点。平面的な視点や立体的な視点と様々に絡み合う物事を整理しながら図面は進められていきます。
構造的な視点でいうと、木のサイズをどれぐらいの大きさにするか、木と木との継ぎ手に筋かいなどが配置されない様になどを確認していきます。木のサイズはスパン表といわれるものでおおまかに決めておいて、専用のCADソフトで計算をかけて決定して行きます。

↓こちらがスパン表。スパン表とはあらかじめ設定した荷重条件にしたがって計算を行い木材のサイズ(断面寸法)を決めたものとなります。

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使用する木材の強さや屋根を支える木なのか床を支える木なのか(部材)、屋根の重さや支える柱の間隔(スパン長さ)などの条件に照らし合せることにより木材の断面寸法を求める事が出来ます。

CADソフトは福井コンピューターのアーキトレンドを使用してます。このソフトは性能表示の耐震等級を検討したり、3Dパースを作成したり、はたまた今回の様に木のサイズを検討する計算をしたりと私たち木造住宅の設計には欠かせない大切なツールとなってます。
スパン表ではあらかじめ決められた木材や条件などでの結果となりますが、こちらは実際に使用する木材や実際に建てる骨組みを基に計算をする事が出来るのでより正確なものとなります。ただこのソフト、お高いのが玉にキズです笑

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それらを進めていき検討しないといけない部分などが出てくると、一旦平面図などに戻ることもしばしばです。ほかにも断面図や展開図などの図面を行ったり来たりしながら、伏図は出来上がっていきます。少々骨はおれます(笑)ですけども、大切な構造図面。設計者としてはキチンと考え、決断して作成するべきだと考えてます。こういった事をへてますので、棟上げの骨組みを見ると尚更こみあげてくるものがあるんです!

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杉フローリングとメンテナンス

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。今回のテーマは杉、それも床板です。

和歌山県の山では杉をよく見かける事が出来ます。杉は日本の固有種で、古くから和歌山県民だけでなく日本人に馴染みのある木といえるでしょう。そんな杉のフローリング(床板)はその暖かさと、心地よい歩行感(柔らかさ)があって好きな素材のひとつです。

これは杉の繊維が空気を多く含める事の出来る多孔質になっているからなせるワザです。空気は閉じ込めると断熱性を発揮する事は以前、断熱材の記事でも触れましたが、それが杉でも同じような効果が得られるのです。

以前の記事 断熱材施工中 高性能グラスウールとグラスウールと布団

しかし、メリットとデメリットは表裏一体。やわらかい分キズやヘコミが付きやすいともいえます。


ですけども、少々のへこみなら直す事が出来ます。
木の繊維が傷ついた様なキズは無理ですが・・・・これも杉の柔らかさのタマモノで雑巾などを水で湿らせて、キズやへこんだ所にあてがいアイロンなどでジュッとすると膨らんでくれるのです。焦げるほどしたらダメですよ~

それでは実験してみましょう。まず、へこみキズやすりキズがある杉フローリングです。なかなかヤッテくれてます・・・真ん中辺りのキズは卒倒もんですww

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それでは実験後の画像です。

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結構キズが分かり難くなってます。すりキズはちょっとスジが出てますが、キズ自体は膨らんでいるので、細かいサンドペーパーをかけてやるとより目立たなくなります。


お次のキズはこちら。
これまた、かなりへこんでます。なんか嫌な事があったのでしょう。

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同じ様にやってみますと。

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お~かなり直ってます!
これらから、深いへこみキズや繊維が傷ついた様なキズは直りにくいのが、それ以外のキズは大きくても直る事が再確認できました。桧でも同じような事が言えますので、杉や桧のフローリングのお手入れをお考えの方は一度お試しください。

あと、長い時間かけ過ぎても水シミが出来てしますので、要注意です。

水シミは取れにくいですから。ですので目立たない所で試してから、やってみて下さい!こうやって手を掛けてあげれる所も自然素材の良い所です。きっと愛着がわきますよ!


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