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塀の高さや仕上げ方のおすすめ

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杉型枠打ち放し仕上げの塀と植栽の画像
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和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。楽しみにしていた工程、植栽が先日完了しました。いくら綺麗な建物でも緑がないとなんだか味気ない。敷地に建っているいうわけではなくなんだか置いてあるような印象すら感じてしまいます。しかし、建物に緑(植栽)が入ると、その瞬間から土地と建物が馴染んでいき、外観の雰囲気もガラリと変化します。いつ体験してもそれは心地良デス。

植栽が入った外観

植栽が入った外観

さて、今回のテーマは外構、そのなかでも塀にスポットを当てたいと思います。植栽ちゃうんかい って声が聞こえてきそうですが、植栽と塀の関係も大切です(笑)

塀とは どんな塀がよいのだろう?

塀は周囲の視線を適度にきる事を主な任務とされ、建物のファサードを印象付ける大切な要素の一つでもあります。植栽のバックスクリーンとなったり、他にはポストやインターホンをとりつける壁となったりと一人で何役もこなしてくれます(笑)なのでその分プロポーションが大切だと色んなお家の塀を拝見して最近特に思うようになりました。わたくしはパッと見たときの印象を大切だと感じてます。そこで変な違和感がないものは良いものだと考えます。また、デザインされ過ぎたものも、つい違和感を感じてしまいます。

塀の高さはどれぐらいがよいのだろう?

まず、塀の高さ。高さはプロポーションを決定づける大切な要素です。色んな方の意見を伺ったり調べたりしながらその高さを検討していくと、1.4mというのがひとつ絶妙な高さのようです。それを一つの基準にして周辺の環境や建物を考慮してベストバランスを模索するのが良いとの事。しかし、その1.4mっていうのがまた課題をつくる事となります。

塀の高さと構造

塀の作り方。つまりその構造は大きく分けて2つ。コンクリードブロック(CB)と鉄筋コンクリート(RC)となります。
コストは圧倒的にCBが優位です。ただCBの場合は高さが1.2mを超えると3.4m以下に控え壁をつくらなければならない、という決まりがありこれがまずポイントとなります

ブロック平面図

ブロック平面図

RCの場合は控え壁ウンヌンの決まりはないですが、コストが・・・強度ももちろんこちらに軍配が上がりますが、コストが・・・悩ましいです(涙)

RC造の塀の工事途中 型枠が外される瞬間もドキドキします。

RC造の塀の工事途中 型枠が外される瞬間もドキドキします。

塀の仕上げ方

塀には色んなデザインを施さず出来るだけシンプルにする。その為には塀の仕上げ方も大切となってきます。では、その仕上げ方の候補にはどのようなものがあるでしょう?

1.杉型枠RC打放 一度は挑戦したい仕上げ方です。型枠に使った木の木目がコンクリートに写され、柔らかな雰囲気を出してくれながらもモダンな仕上げ方。

杉型枠打ち放し仕上げの塀と植栽の画像

杉型枠打ち放し仕上げの塀と植栽

2.漆喰仕上げ その清々しい白さは植栽のバックスクリーンにも最適です。まだ、挑戦したことがないので、機会があればしてみたい仕上げ方。ご希望の方、お待ちしております。

3.左官仕上げ 当工務店では外塀に左官壁の『そとん壁』をよく使ってますが、塀にそとん壁を塗るのは個人的に抵抗があるので、そとん壁の色によく似た左官壁仕上げなどで検討します。以前はジュラクペンアートを外壁よりちょっとだけ濃い色に仕上げました。落ち着いた雰囲気で、植栽の緑も映えます。

ジュラクペンアート仕上げの塀

ジュラクペンアート仕上げの塀

こちらの塀は手前の部分にクマ笹を入れる様に一工夫しました。石をテーパー加工してそこにジュラクペンアートを塗ると言うひと手間。これもなるべくスッキリ見せる為に左官屋さんが頑張ってくれました。

テーパー加工を施した石

テーパー加工を施した石

まとめ

塀はファサードを印象付ける大切な要素ではありますが、すべてではありません。ファサードは建物や植栽など全体のバランスを敷地全体で考えて行く事が一番大切なのです。あとやはり、植栽は欠かせませんね!

植栽をしつらえたファサード

植栽をしつらえたファサード

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

今回の記事は過去の記事を加筆・修筆したものです。

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