筋違 と 偏心率
和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。まだまだ寒い日が続きますね(涙)この一週間ずっと風邪気味な僕が言うのもなんですが、皆さんお体に気を付けて下さい。
さて、現場では筋違が取り付けられています。筋違は、地震や台風の水平力に対抗するお家にとって重要な部材です。ただ取り付けれてばイイ訳ではなく、建物全体にバランスよく配置しないといくら筋違の量が多くても、弱い建物になってしまいます。それは、なぜか?先ほど出ました水平力は建物の重さの中心つまり重心に作用すると考えられてます。
また筋違も配置によって、剛心といって水平力に対抗する力の中心点が求められます。この重心と剛心のずれが大きいと地震時などに建物が大きくねじれてしまう事になり、建物が損傷してしまう事が考えられるのです。
重心と剛心のずれは 偏心率 としてあらわされ数字が小さいほどずれが小さくなっていきます。法令上では0.3以下にするようになってますが、普段、僕が設計する場合は0.15以下を一つの目安になるべく、0に近づけるよう取り組んでます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。