さて、現場では天井の下地工事が続いてますが、次の工事の準備も進められています。大工さんの家の中の工事は天井をして、床をして、壁をしますので、床を張る準備になります。無垢の床板は、実際に張る少し前に現場で梱包を解いて現場の環境になじませてから施工します。

今回の床板は サクラです。ピンクがかった上品な色合いです!サクラは広葉樹になりまして、杉などの針葉樹に比べて堅いのが特徴です。ですけど、杉のあの柔らかい質感も捨てがたく、どちらがイイかは、ずばり好みが大きいです。

今回のお施主さんは、堅い木がお好きだとの事だったので、広葉樹の床板を色々と探し回りました。候補として挙がったのは

サクラ(ピンクがかったモノ)

サクラ(シロがかったモノ)

ナラ材

ホワイトオーク材

クリ材

クルミ材

といった面々です。

最終的にはサクラ(ピンク)とナラ材の一騎討ちになりまして、色合いと大人しい木目が決め手となり、サクラがご採用とあいなりました。画像は何も塗ってない状態ですので、蜜蝋ワックスを塗るとまた艶と淡いピンクが現れます。

サクラの無垢床板も現場に馴染んで頃を見計らっていよいよ施工です。これは、床板の実と言われるデコボコを合わせて入れている所です。直接床板を金づちで叩くわけにもいかないので、堅い木を添えています。

この画像を見て、サクラって白っぽいんやぁと思われたかもしれませんが、(実際シロっぽいサクラもありますが、)ご安心を(笑)蜜蝋ワックスを塗ると艶と色の深みが出てきます。もう少し工事が進んだのが下の画像です。

イイ感じです!

さて、画像左手に色合いの違う床板が混じってますね。これはサンプルに蜜蝋ワックスを塗ったものです。こんなにも色目が変わるんですね!いい色つやです。実際ワックスをかけるのは、工事の終了間際美装屋さんが入る頃になりますが、これは楽しみです。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。