そとん壁 下塗りほぼ完了!
和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。8月も間もなく終わりとなりますが、まだまだ暑い日は続いてます。そんな中、外壁材『そとん壁』の下塗りがほぼ完了しました!暑い中作業して頂いた左官屋さん ありがとうございました。
そとん壁は当工務店で定番的に採用頂いている外壁材で火山灰を利用してます。火山灰といっても火山の噴火時のそれではなく、火山活動によって流れ出た火砕流が堆積したもので、マグマと考えて頂いた方がよいかもしれません。それらを粒子の細かいものと荒いものに分けて、細かいものを下塗りに荒いモノを上塗りにと2工程で仕上げていきます。
比較的クラック(ひび割れ)には強い性質ですが、クラックノンネットと言われるひび割れを予防するネットも下塗りに食い込ませていきます。なるべく、表面に近い所に練り込ませるのがコツです。 こちらは以前に施工したお家での風景です。うっすらとネットが見えています。
そとん壁については過去にまとめた記事があるので、ご覧ください。そとん壁を知ったお陰で当工務店での、お家づくりのハードとしての方向性が一つ定まりました。またソフトの面ではそとん壁を通じて建築家 伊礼智さんを知り、その後のプランやプロポーションづくりに大いに影響を受ける事となりました。思い入れのある素材です。
そとん壁 風合と質感のある手作りの素材を職人の手仕事で仕上げる
最後まで読んで頂いてありがとうございます。