カテゴリー別アーカイブ: メンテナンス

無垢フローリング 黒く変色 重曹と酢

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中伸哉です。今回のテーマは『無垢フローリングの変色とメンテナンス』についてです。

無垢床板が黒く変色した!?

先日OBのお客さんからご連絡がありました。
『無垢の床板を綺麗にしようと思って重曹を使ったらエライ事になった!何か黒くなった!』
これは大変という事で早速伺ってみると、画像のまん中の上辺りの部分ですが、黒く変色しています。何と言う事でしょう(涙)愛しの桜 無垢床板ちゃんが・・・

黒く変色した無垢フローリング
黒く変色した無垢フローリング
重曹はアルカリ性

重曹は掃除、洗濯、洗浄に力を発揮するもので、使ってらっしゃるご家庭も多いと思います。今回はどうやらその重曹が原因のようです。重曹は炭酸水素ナトリウムの事をさしてましてアルカリ性を持っています。このアルカリ性が無垢床板との相性が悪く黒く変色させてしまうのです。

アップで撮ったこちらの画像ではキズも目立ってます。お子さんが鉄的なモノでガンガンされたとの事。卒倒もんです。

重曹と酢 昔の知恵

不幸中の幸い、床下収納庫の蓋の部分でしたので持ち帰って直す事としましたが、さてどうしたらイイものやら。とそこで親方が一言。
『昔、左官屋さんが現場で木を黒くしてしまった時に酢を使ってたぞ』
ん、なんですって、『すみません今の話もう少し詳しく聞かせて頂けませんですか』 っと2時間ドラマの刑事ばりに食いついてみると
どうやらその時左官屋さんが壁を仕上げるのに使っていた漆喰もアルカリ性を持っていてそれが木について黒くしてしまい、それを直すのに酸性の酢を使って中和させていたとの事。なにやら理科の実験的な感じになってきました。

実験実施

まず目立たない所で試してみますとどうやら上手くいきそうです。何回かに分けて酢で拭き続けると・・・・まぁ何と言う事でしょう~こちら↓が酢を塗り、ペーパーを掛け、蜜蝋ワックスと塗り生まれ変わった桜 無垢床板さんです(もう少しアップの画像もとっておけば良かった)黒い変色はもちろん、傷もほとんど分からなくなりました。OBさんもこれを見て一安心。喜んで頂いて何よりでした。

美しく蘇った無垢フローリング
美しく蘇った無垢フローリング
まとめ

お掃除に便利な『重曹』しかし、使い方を注意しないと思わぬトラブルになる事も。無垢フローリングを使ってらっしゃる住まい手はご注意ください!

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一ヵ月メンテナンス 造作建具とのお付き合い

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。先日お引き渡しいたしました、お家早いモノでもう一ヵ月が経ち、アフターメンテナンスで住まい手のお家に伺ってきました。

暖房を使いだして少し動いた建具を建具屋さんにメンテしてもらいました。建具は少しの木の収縮でも影響があるので、一番ナイーブな所でもあります。最近の建具の金物はあとから調整がきくものが主流となってきたので、こんな時は助かります。

工務店としては手の掛る!?オリジナル造作建具ではありますが、やはり工業製品の既製品にはない質感を体験すると手も焼きたくなります。また、無垢の床板に既製品をあしらうとなんとなく浮いた空間になる様に私は感じてしまいます。

その点、建物を造作建具で揃えると、空間にすっと統一感があらわれてくれます。工事を進めていくうえに楽しみな工程がいくつかありますが、建具が入るのがその一つなのもその為です(笑)

木の特性を知ったつくり手がつくり、それを知った住まい手が住まわれる場合は、建具のそういったメンテナンスは、建物が家族に馴染んでいくひとつの出来事のようです。

先日、当工務店で新築してなくて、改修で伺ったお家の既製品のドアの丁番がダメになったのですが、それに合う丁番を探すのに20年前の製品と言う事もあって四苦八苦しました。そのうえ納期がかかる(涙)既製品の建具は金物が特殊だったりするので、メンテナンスが大変です。その点、建具屋さんに作ってもらうオリジナル建具は汎用品の金物を使ってますので、のちのちのメンテナンスもすばやく対応する事が出来るのも良い点ですね。

お引き渡しをして、一ヵ月。私の手を離れて、ご家族に可愛がってもらっているのが、垣間見れました。そう言う瞬間もこの仕事の嬉しい瞬間です。屋内の緑が素敵です。こんな生活、私憧れます(笑)

吹き抜けの画像
緑をあしらった吹抜空間

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外部木部塗装工事とメンテナンス 浸透系塗料ノンロット使ってます!

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。早いもので7月も終盤、そりゃぁ暑いはずです。(笑)

お家づくりは外部の塗装工事が始まってます。小庇や庇が出来てきて随分と雰囲気が出てきてます。使用した塗料はノンロット!この塗料は、肌触りがあっさりしててベトつかないですし、仕上りも、木目を活かしながらきれいに着色出来ます。そして何より僕の一番のお勧め点は塗膜をつくらないので、水をはじいても空気や湿気は自由に通して、木の呼吸機能を妨げないという特徴をもっているところです。せっかく木を使うんですから、塗膜をつくる塗料(ペンキなどです)を使って木目という風合や調湿性とという特徴を消してしまってはもったいないですよね!

塗装の完了した破風板

今回使用した塗料は以外にもキシラデコールという、浸透タイプの塗料の草分け的な存在のものや、ステンプルーフなどを普段よく使ってます。こちらの画像は2回目を行っている所。一回目が塗り終わったあと、乾きをまってこのように2回目が塗られます。複数回塗るのがミソです。

鼻隠しへの塗装

外部の木部を塗装する場合はメンテナンスとして塗替えしなければなりません。逆にきちんとメンテナンスをすれば寺社仏閣のように長い年月、木を交換する事なく住まい続けられます。きちんとした素材を使ってきちんとメンテナンスをおこない長く使う、これが大切です。メンテナンスの方法がキチンと確立された素材を採用すべきです。決してメンテナンスフリーなどという耳触りのよい言葉に惑わされてはならないと私は考えてます(笑)その点でも浸透系の塗料は、塗膜がないので塗替えの時に塗膜をとる手間が要りませんので経済的です。浸透系の塗料は塗り重ねる事でさらに、もちが良くなりますので、新築後は早めのメンテナンスをお勧めしてます。早めに行う事で汚れを落とすなどの工程もなくすことが出来て結果としてコストダウンとなります。

新築時には得られない木の風合いを時間とメンテナンスをへる事によって楽しめる。この辺りも私が木が好きな理由です!

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そとん壁汚れのお手入れとメンテナンス性

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。今日は春らしい爽やかなお天気です。これぐらいがやはり過ごしやすくていいですね!さて、今回は当工務店でよく用いる外壁材、『そとん壁』のメンテナンスがお題です。

キッチンの排気口(ベントキャップ)周りはどうしても汚れがちです。そこで今回は5年半前にお引き渡しいたしましたお家でお掃除実験!?を行ってみました。

掃除前がこちら ベントキャップからどのように排気されているかが分かるぐらいに、黒くそとん壁が汚れてします。

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今回は水約8リットルに対して中性洗剤2,3滴を垂らしたものを作って、歯ブラシや亀の子タワシなどでこする方法で掃除してみました。あんまりしつこくこすらない様になでる様に軽くで挑戦です。洗った後は水で十分にすすぎを行います。

で、掃除が終わり乾いたのがこちら↓
まだ少し残ってますが、5年半の汚れが随分と取れてくれました!
もう一回同じ様にすれば随分とよくなりそう~

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もっとしつこい汚れ黒カビなどにつきましては以前書いた記事がありますので、参考にどうぞ こちらがこのブログの人気記事になってます(笑) そとん壁の汚れお手入れとメンテナンス性 1
皆さんやはり日々のお手入れは気になるようですね。きちんとした材料を使い、きちんとメンテナンス(お掃除)を行えば長持ちしてくれるものです。それは外壁だけではなくて床板などにも通ずるものがあります。メンテナンスフリーを掲げる新建材のフローリングや窯業系サイディングの誘惑!?に惑わされる事なく本物の材料を使って家を建てて、きちんとメンテナンスして頂ければ、その材料、素材は美しく変化していってくれます。それは新築時では得られない時を経た美しさ、お金では買えないものなんだと常々考えてます。
メンテナンスの基本はお掃除、肩肘をはらずお気楽にお家と付き合うってみましょう~