【施工事例】 田辺市|空気もデザインした家|エアコンのリターンまで考えた木の住まい
画像ギャラリー
| 施工 | ㈱谷中幹工務店 |
|---|---|
| 地域 | 旧田辺市 |
| 構造規模 | 木造 2階建 |
| 性能 | 許応力計算による耐震等級3 C値0.2 |
■空気も、設計するという考え方
家づくりというと、
間取りやデザイン、素材に目が向きがちです。
もちろんそれらも大切ですが、
実際に暮らし始めてから強く感じるのは、
「空気の心地よさ」ではないでしょうか。
なんとなく落ち着く。
長くいても疲れない。
深呼吸したくなる。
この住まいでは、
そうした目に見えない心地よさまで含めて、
設計の中で整えることを大切にしました。
■エアコンと換気を“別物”として考える
この家では、熱交換型の換気システムを採用しています。
ただし、
換気と空調は同じではありません。
換気は、新鮮な空気を取り入れること。
空調は、温度を整え、空気を循環させること。
役割を分けて考えないと、
「空気はきれいだけど寒い・暑い」
という状態になってしまいます。
そこでこの住まいでは、
エアコンの計画も含めて、
空気の流れそのものを設計しています。
■エアコンの“リターン”まで考える
一般的には、
エアコンは「どこに付けるか」だけが検討されがちです。
しかし本当に大切なのは、
どこから空気を戻すか、ということです。
この家では、
エアコンのリターン(戻り空気)まで考え、
家全体の空気が自然に巡るように計画しています。
リビングだけが快適なのではなく、
廊下や脱衣室、少し離れた場所でも
温度のムラを感じにくい。
どこにいても落ち着ける空気は、
こうした見えない設計から生まれます。
■“つながりすぎない”空気の流れ
空気の流れは、間取りとも密接に関係しています。
この住まいでは、
空間を完全に仕切るのではなく、
適度につながりを持たせた構成としています。
それにより、
空気はゆるやかに巡りながらも、
それぞれの居場所の落ち着きは守られる。
つながりすぎず、閉じすぎない。
そのバランスが、空気の質にも影響しています。
■温度のムラが少ないという安心感
断熱や気密といった性能は、
数値だけでなく、体感としてどう感じるかが大切です。
この家では、
温度のムラをできるだけ小さくすることで、
家全体の居心地を底上げしています。
冬は足元までやわらかく暖かく、
夏は冷えすぎず、落ち着いた涼しさに。
部屋ごとの温度差が少ないことで、
無意識のストレスが減り、
自然と長く居たくなる空間になります。
■素材と空気の関係
床や天井には無垢材を使い、
空気の質感にも配慮しています。
木の持つ調湿性や肌触りは、
機械だけではつくれない心地よさがあります。
光の当たり方によって表情が変わり、
時間とともに味わいが増していく。
空調・換気と素材。
その両方が重なり合うことで、
空間全体の“やわらかさ”が生まれます。
■空気が整うと、暮らしも整う
家の心地よさは、
目に見える部分だけでは決まりません。
光の入り方や視線の抜け、
そして空気の流れや温度。
そうした要素が整うことで、
暮らしは無理なく、自然と整っていきます。
この住まいは、
「空気も含めてデザインする」という考えのもと、
日々の心地よさを積み重ねていく家です。
■最後に
写真では伝わりにくい部分こそ、
この家のいちばんの魅力です。
空気のやわらかさや温度の均一さ、
どこにいても落ち着く感覚。
もし気になる方は、
ぜひ実際の空間で体感してみてください。
きっと、
「空気が違う」という感覚を
感じていただけると思います。














































