プレカットと構造図

和歌山県田辺市で木の家の新築、リフォーム、リノベーションをしてます谷中幹工務店の谷中です。今日は気持ちの良いお天気でした。週末は下り坂の模様でホタルを見に行ったり海へ行ったりする予定なのでお天気が気がかりです(涙)

さて今回のテーマはプレカットと構造図。昨今はプレカットによる加工が増えてます。当工務店でもコストや工期、また架構の組み方も様々な対応をしてもらえる様になっている事もありプレカットを採用する場合がほとんどになりました。
信頼できる製材・プレカット加工会社としっかりとタッグを組み、自分でもキチンと図面を書きそれを基にCADオペレーターの方と打合せを十分に重ねる、きちんと考えた分それはお家の出来が答えてくれると信じてます!

山長商店の山々

そこで大切となるのが前述の図面、伏図といわれるものです。一般的にはあまり知られてないかもしれませんが、平たくゆうと構造図面になります。棟上げの時に組まれていく木々は美しくも頼もしくもありますが、そのもとになるのが伏図です。平面図と同じように上から見下ろした図面で基礎なら基礎伏図、土台なら土台伏図と言うように呼ばれます。木造2階なら土台伏図、胴伏図(2階床をささえる梁などの図面)、小屋伏図(屋根(母屋)をささえる(2階の天井裏)小屋の図面)、母屋伏図(屋根を直接ささえる母屋の図面)がおもで、それをもとに前述のごとく木は加工され、現場で組まれていきます。
↓こちらが伏図。

 

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間取り的な視点や構造的な視点、またまた設備的な視点。平面的な視点や立体的な視点と様々に絡み合う物事を整理しながら図面は進められていきます。
構造的な視点でいうと、木のサイズをどれぐらいの大きさにするか、木と木との継ぎ手に筋かいなどが配置されない様になどを確認していきます。木のサイズはスパン表といわれるものでおおまかに決めておいて、専用のCADソフトで計算をかけて決定して行きます。

↓こちらがスパン表。スパン表とはあらかじめ設定した荷重条件にしたがって計算を行い木材のサイズ(断面寸法)を決めたものとなります。

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使用する木材の強さや屋根を支える木なのか床を支える木なのか(部材)、屋根の重さや支える柱の間隔(スパン長さ)などの条件に照らし合せることにより木材の断面寸法を求める事が出来ます。

CADソフトは福井コンピューターのアーキトレンドを使用してます。このソフトは性能表示の耐震等級を検討したり、3Dパースを作成したり、はたまた今回の様に木のサイズを検討する計算をしたりと私たち木造住宅の設計には欠かせない大切なツールとなってます。
スパン表ではあらかじめ決められた木材や条件などでの結果となりますが、こちらは実際に使用する木材や実際に建てる骨組みを基に計算をする事が出来るのでより正確なものとなります。ただこのソフト、お高いのが玉にキズです笑

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それらを進めていき検討しないといけない部分などが出てくると、一旦平面図などに戻ることもしばしばです。ほかにも断面図や展開図などの図面を行ったり来たりしながら、伏図は出来上がっていきます。少々骨はおれます(笑)ですけども、大切な構造図面。設計者としてはキチンと考え、決断して作成するべきだと考えてます。こういった事をへてますので、棟上げの骨組みを見ると尚更こみあげてくるものがあるんです!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。