そとん壁 色と仕上げ方 白華とW‐129色とW-121色とW-126色

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。
外壁は家において大切な要素の一つです。
外壁のなかでも度々採用を頂いております。
そとん壁、今回は色と仕上げ方とそのメリット、デメリットをご紹介いたします。
そとん壁について詳しく書いた記事はこちら↓
そとん壁 風合と質感のある手作りの素材を職人の手仕事で仕上げる

玄関側 杉型枠コンクール打ち放し塀 少しセットバックして植栽を
そとん壁の色の特徴
そとん壁の色は上塗りによるもので、上塗りは天然の岩を砕いたものを顔料として色を出しています。
退色が起こり難いのが特徴ですが、天然の岩を用いるので濃い色やビビットな色はラインナップにありません。
しかし、その落ち着いた色合いはスタンダードで飽きがこないものだと感じてます。
ちなみに現在、色は9色あります。
(2022年1月 現在では全10色 以前より色の濃い、W-132 や W-133もラインナップされてます)
当工務店では一番白く感じるW-121色とそとん壁の開発に携わった
建築家『伊礼智』さんがよく用いられることから別名伊礼色とも呼ばれるW-129をよく使っています。
W-121色とW-129色。どちらが良いかは実はこれまた好みで、木部の木の色をどうするか?
など、全体的な雰囲気から住まい手と相談しながら決めています。
その時に過去の施工例やパースなどもご覧になって頂いてイメージの共有を心掛けています。
※ W-126についても追記してます。
そとん壁 W-129

施工中のそとん壁w-129色
こちらはそとん壁W‐129色の上塗りを施工中の画像です。まだまだ乾いてないので濃い色となっています。
乾くにしたがって色は下の画像の様に落ち着いてきます。

そとん壁w-129色の完成画像
そとん壁 W-121 白華とスチロゴテ
w-121色だとこの様な感じに。今回の画像はすべて仕上げ方はかき落とし仕上げですが、
スチロゴテ仕上げもよく採用されてます。

そとん壁W-121色の完成画像
そとん壁には実は白華といって白くボケてしますリスクがあります。
寒い時期に工事を行う特に注意が必要です。
w-121は白のため、白華のリスクが少ない。
そもそも白のため分かりにくいのがメリットかもしれません。
また、前述のスチロゴテ仕上げも白華が分かりやすいです。
カキ落としの場合はカキ落とすので、その時に白華を起こした部分が
取れてしますので、分かりにくくなります。
スチロゴテを採用される場合は白華を意識して色を選ぶ方が
よいでしょう。
そとん壁 W-126
こちらの色はグレイッシュで落ち着いた雰囲気に仕上がるのが
気に入っています。

そとん壁 W-126 外観画像
仕上げ方はカキ落とし仕上げ。
よく採用される仕上げ方ですが、ひとつ注意点があります。
カキ落とし仕上げはポロポロおちる??
こちらもカキ落とし仕上げ。
カキ落とし仕上げは表面に凹凸がでるので
光が柔らかく反射して落ち着いた雰囲気になります。
デメリットとしては、ポロポロと手でこすると落ちてしまう
事です。時間が経つと落ちにくくなります。
普段の生活でなるというより、故意にこするとポロポロする
といった感じです。
サンプルなどで実際に確かめる事をお勧めいたします。
まとめ
外観の印象を決定づける要素の一つである外壁の色。
つくり手と住まい手のコミュニケーションを密にして
楽しい家づくりをして頂きたいです。
それからつくり手は自分の良いと思うものを勇気を持って
住まい手にご提案する事も大切です。
そこから話は深まり、良いものへとなっていくのでしょうから!
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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