栃木県への勉強会② アントニン・レーモンド『イタリア大使館別邸』

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中 伸哉です。先日、工務店同士が切磋琢磨する会『KKB』(工務店による工務店のための勉強会)に参加する為、栃木県に行ってきました!今回のテーマはその第二弾、栃木県の名建築を巡った2日目です。

第一弾は こちら COMODO建築工房さんの建物を巡る

まずはアントニン・レーモンド氏設計の『イタリア大使館別邸』へと向かいました。日本で一番高い標高にあります中禅寺湖(標高 1269m)を望む建物で昭和3年築、平成9年まで歴代の大使によって使用されていました。その昔、中禅寺湖畔には大使館や外交官の別荘が建ち並び『夏は外務省が日光に移る』とまで言われたとの事。

アントニン・レーモンドは日本の近代建築の父とまでいわれる方で亡くなられて40年以上となりますが建築業界にも根強いファンが多い方です。レーモンド氏の師匠はフランク・ロイド・ライト、弟子には日本の住宅建築の王道の始祖とも言える吉村順三氏がいらっしゃいます。

いいよ~いいよ~とは聞いていましたが、想像していたよりずっとハートを鷲掴みされてしまいました(笑)日本の伝統的な建築手法とモダン建築との融合、外国の方が設計したとは思えないある意味、日本的な空間です。外装や内装には杉皮が使われており、それらが、市松張り、網代張り、矢羽張りと日本の伝統的な意匠を駆使して張られています。その空間に身を置いてみますとそれらがクドクなくすっと包み込んでくれるような感覚を覚えます。

何より、魅力的だったのが居間から続くゆったりとした広縁。思わず椅子に腰かけてしまいます。そこから望む中禅寺湖がまた美しい、外を感じられる心地よい居場所がありました。やはり、外との繋がりのある建物は居心地が良いです、ずっと座ってられる自信がありました(笑)

ガラスもアンティークのもので、独特の揺らめく感じが好きでした。写真で表現仕切れない自分を呪います(笑)

この広縁、実は北側に面しているのです!北から入る穏やかな光がより心を落ち着かせてくれるのでしょうかね、北に開けた開口部も良いものだと新たな価値感を示してもらった気分です。レーモンドさん恐るべしデス。

そうして、至極の時間はアッと言う間に過ぎ、後ろ髪を引かれまくりながらイタリア大使館別邸を後にしたのでした(笑)思いのほか長くなってしまったので、第3弾に続きます!

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

第3弾 栃木県への勉強会③金谷侍屋敷~日光東照宮~大谷石採掘場 は こちら

「栃木県への勉強会② アントニン・レーモンド『イタリア大使館別邸』」への2件のフィードバック

コメントは停止中です。