天然砕石パイル工法で地盤改良をやってみました! メリットは?

和歌山県田辺市を中心に『木の家』の注文住宅の新築、リフォーム、リノベーションを行ってます、谷中幹工務店の谷中伸哉です。新しく始まってますお家づくりで前から気になっていました天然砕石を使った『天然砕石パイル工法』を採用しました。

地盤改良工事とは

地盤改良とは地盤調査の結果、建物を建てるのに軟弱な地盤を補強する為に行う工事です。私がこの仕事を初めて約20年程となりますが、その昔はそこまでする必要があるの?などのご質問を受けたりしたものですが、今ではすっかりポピュラーとなった工事です。住宅瑕疵保険に加入する場合も地盤調査の結果と共に、軟弱な場合はその措置つまり地盤改良についても記述しないといけませんので、必須となった工事とも言えます。

今までの地盤改良は大きく分けて3つ

地盤調査の結果により工法は選定せれています。大きく分けで3つあります。1つめは主に地盤の表面が軟弱な場合に行う『表層改良工事』こちらは表層の地盤(概ね地盤面より2m)をセメントが固めるものです。2つめは支持地盤が地中の深い所にある場合に行う金属製の鋼管杭を使った『鋼管杭工法』支持地盤が10mを超える様な場合がこちら。そして3つめが『柱状改良工法』こちらは地盤面に孔をほりそこにセメントで建物を支える柱をつくっていくものです。支持地盤が10mまでが守備範囲で住宅の地盤改良工事だと一番出番の多いポピュラーな工法です。この様に敷地の建物を支える事の出来る地中にある支持地盤の深さによって適した工法が変わってきますが、3つとも固い地盤(支持地盤)に建物の重さを到達させる事によって建物を安定させようとするものです。

天然砕石パイル工法とは

『天然砕石パイル工法』を行っている『ハイスピード工法』のサイトにはこのように書かれています。ややこしいですが、『天然砕石パイル工法』は『ハイスピード工法』と名づけられています。

“ハイスピード工法は、天然の砕石を柱状に詰め込むことで、地盤そのものを強くする技術です。砕石はその隙間が水に通りやすいため、地震の揺れにより上昇した水圧(水)は、砕石パイルを通じて外部に排出して、液状化の影響を抑制します。”

『ハイスピード工法』H・P

工事の方はこのように進んでいきます。天然砕石を地盤に直径40センチほどの穴をほり、そこに天然砕石を転圧をかけながら施工していきます。専用のドリルには計測器が設置されており、そこデータをもとに工事は行われていきます。

天然砕石パイル工法の施工イメージ

工事完了後には目標の数値が出ているか地盤調査を再度行いますので、改良工事の結果が目視出来る点はつくり手の工務店として安心です。その時に目標の数値が出ていないと再施工となるとの事ですが、計測器を使っての工事ですので再施工は当工務店の施工会社さんではご経験がないようです。

車両の重みを利用して『平板載荷試験』で確認します
車両の重みを利用して『平板載荷試験』で確認します

支持地盤の深さが概ね6mぐらいが守備範囲との事ですので、『表層改良工法』や『柱状改良工法』と比較検討する工法となります。もちろん住宅瑕疵保険会社の認定工法でもあります。

メリット

H・Pにも書かれているように液状化に効果があるのも良いです。それから将来的に建物を解体しないといけない時が来た場合セメントを使った『柱状改良工法』ではそのセメント杭も撤去しないといけないですが、この方法だと天然砕石なのでその必要がありません。また同じく天然砕石なので自然にもやさしいのも魅力です。工程や建物の品質を預かる工務店としてはセメントの様に固まる期間を置かなくてよく、結果がしっかりと前述のごとく試験により目視出来るのがいいですね!

費用

費用としては柱状改良工法と同じぐらいという印象です。もう少し費用が抑えられたらと個人的には感じましたが、絶妙な金額設定なんでしょうね。

まとめ

施工工事店の方も丁寧な方でしたし、デメリットらしいデメリットもないので、これからは『天然砕石パイル工法』をファーストチョイスで検討していきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。