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住宅デザイン学校 沖縄建築視察ツアー②

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住宅デザイン学校沖縄建築視察ツアー②

和歌山県田辺市で木の家づくりを行っている谷中幹工務店です。
今回は前回の続きとなります!
前回の記事はこちら 各建物の概要については前回の記事をご参考にして下さい。

『結の家』 沖縄らしいRCの建物ですが、屋内は木の家そのもの、伊礼さんらしい心地よい空間が広がっていて、一瞬、説明を聞き間違えたかと思うほど。温熱的に沖縄らしい色々な試みがなされていると言う事で随所にセンサーとおぼしきものが。
まず建物に入るとそこには半戸外のような空間が広がっており、中庭には3階建ての建物をぶち抜くかの様なヒカゲヘゴ(常緑木生シダ)。
造園は荻野さん、やんばるの原風景の再生を試みられたとの事で原風景の再生は荻野さんのゆるぎないテーマのように感じました。

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『中村家住宅』 これまた伊礼さんのお話しに度々登場します、『ヒンプン』と初対面です。

ヒンプン (顔隠し塀) この塀は門の内外との仕切りで、外から直接母屋が見通せないようにした目隠しの役割をしています。中国の「屏風門」が沖縄化したものです。 中村家住宅パンフレットより抜粋

ヒンプンは綺麗な石積みで、まずその技術の高さに驚かされます。ヒンプンから動線が分かれており、その高さの変化具合も含めて外と中の繋がり方が絶妙でした。

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『聖クララ教会』 こちらは第二次世界大戦後に焦土と化した沖縄にアメリカから来たフランシスコ修道会が修道女を育成する為に建てられた教会です。
聞くところによりますと、教会は方位を重んじて設計されるそうですが、この教会は国道(メインストリート)からのファサードを主眼としたもので、キリスト教の本家とも言えるヨーロッパの設計では考えられないとの事。
外観はバタフライ屋根に沖縄らしい花ブロック、内観はコルビジュをおもわせます。

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『名護市庁舎』 こちらはよい意味で公共建築のイメージからかけ離れてます!なんだか突きぬけていて心地よいぐらいです。外観も遺跡を彷彿させてくれます。

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『銘刈家』 コチラのヒンプンは少し道より奥まったところにあり、それにつながる石垣の丸みも相まって何だか招きこまれるかのようです。
入って目にするグッと高さを抑えた佇まいの建物、なんだかすっと入りこんでくるかのよう、これはプロポーションがなせる技でしょうか。

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噂通り!?地面から軒先までは2100㎜ 伊礼さん曰く申し分ないプロポーション、色ん場所に身を置き体感。う~ん、美しい、そして落ち着きます。
写っているのは私、ちなみに手を伸ばすと約2200㎜が私のサイズです。
画像正面がアサギ(ハナレ)左手が母屋、右手がヒンプンとなります。
30151953_2016-02-23_16-34-13_P1080623_ ブログ「写真:住宅デザイン学校事務局

これは中村家にも言える事なのですが、母屋とアサギ(ハナレ)が程良い距離感の上、屋根がこれがまた絶妙に繋がってます。分棟のような佇まいです。実はまだ見ぬ自宅は平屋に憧れてますが、このような分棟のようなもの、憧れが募ります。問題は子供三人いるのでその考え方の整理ですが(笑)

沖縄の建物はその気候がそうさせるのか、内と、外と、その繋がりともえいる中間領域、半戸外が豊かで楽しくて心地よかったです
和歌山は沖縄程ではないですが、結構な温暖地。和歌山田辺にあう心地よい半戸外。良いテーマを頂いた沖縄建築視察ツアーでした。

追伸 ツアーから間もなく2週間、指笛が出来る様になってきました!継続は力なりです(笑)

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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  1. […] 少々長文になりそうですので、次回に続く~ 次回の記事はこちら […]

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