足場はずしました。 高さを抑えた佇まい
外壁の板張りの部分が残ってますが(これまた楽しみにしている工程です。)足場が外れました!この工程は一気にスカッとするのでいつも心待ちにしているところでもあります。
店舗と事務所からなる小さな平屋建。そのヴォリュームを抑えた佇まいがはっきりと確認する事が出来ました。『高さを抑えた建物は美しい』。建物を高さを抑える大切さを伊礼さんの住宅デザイン学校で学んだのですが、少しづつ実践出来てしばし一人ニヤ付きながらたたずみます(笑)
建物は色々な要素が絡まり合っている所が多々とあります。それらをひも解きながら、よりクライアントが心地よいと感じてもらえる形に整理していくのが設計の醍醐味でもあります。高さを高くする事は簡単ですが、低く抑えるとなるとこの要素の絡みがより高度となり、事前の十分な検討が大切となってきます。(今回は本格的な和室がキモでした)それらがカタチとなって現れたこの瞬間を僕は一年以上、設計をしている時から楽しみにしていたのであります(笑)
初めて伊礼さんの建物を拝見した時の衝撃。その佇まいの美しさは今尚、僕に鮮烈に刻まれ、その気持ちをクライアントと共有したいが為、悶々と机と現場を行ききするのです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
谷中幹工務店 谷中 伸哉